仙台――攻撃重視か守備重視か。求められるのは結果だが…。
J1リーグ1stステージ・10節
川崎フロンターレ - ベガルタ仙台
5月4日(水・祝)/14:00/等々力陸上競技場
ベガルタ仙台
1stステージ成績(9節終了時):16位 勝点7 2勝1分6敗 8得点・17失点
【最新チーム事情】
●金園が体調不良から復帰もコンディションは上がらず。
●出場停止の石川直の代役は蜂須賀か二見が濃厚。
【担当記者の視点】
前節・鳥栖戦は石川直が退場して、さらにPKで失点。その後に追加点を奪われ、なす術なく0-2で敗戦した。気がつけば16位と降格圏へ順位が後退。極めて厳しい状況のなかで、優勝を狙う川崎とのアウェー戦を迎える。
出場停止となる石川直の代役は前節で途中出場した蜂須賀が有力だが、開幕から負傷で出遅れていた二見もコンディションを上げてきている。守備に重きを置くなら前者、攻撃重視なら後者と、ゲームプランによって選択肢は変わるはずだ。
開幕から攻撃にフォーカスし、パスを細かくつないで攻撃するスタイルを続けてきた。しかし、得点は思ったように伸びず、失点ばかり重ねているのが現状だ。さらに今節の相手は“J最強の矛”川崎。その攻撃力を勘案すれば、自陣でブロックを作って耐える展開に持ち込んだほうが得策かもしれない。
ただ、鳥栖戦後に渡邉監督は「ブロックを作って構えようとは考えなかった」とあくまで前からボールを奪いに行かせた狙いを語った。ここでブレたくはないという想いもあるだろう。結果を求めるなかでどういったゲームプランを選択するのかに注目が集まる。