「“長友タイプ”を探すって言ってもね...」日本代表の左SB問題の最適解は? 15年間君臨した37歳の重鎮に直撃「求められる役割が変わってきたりもしているから」
カテゴリ:日本代表
2024年06月21日
「洋輝を含めて、みんな良い選手」
長友の客観的な目線は的を射ているし、伊藤や中山のようなタイプでも周りとの関係性や組み合わせによって十分生きてくるのは確かだろう。
ただ、長く日本代表を見てきた我々はどうしても「長友の後継者」を求めてしまいがち。インテル、ガラタサライ、マルセイユと欧州屈指の名門クラブを渡り歩き、どの指揮官にも信頼され、凄まじい走力と強度、推進力を発揮してきた左SBがいれば、先々の代表も安泰だと感じてしまうのだ。
「日本サッカー界、日本代表はこの先も『長友タイプ』を探すべきなのか」という問いに、本人は少し考えながら、こう答えてくれた。
「“長友タイプ”を探すって言ってもね...。僕みたいな『キャラが強い選手』はなかなか見つかりづらい部分があるからね(苦笑)。今、代表が求めている左サイドバック像、攻撃面は主に名波(浩)さんを中心にやってますけど、そんなガンガン上がってというより、しっかりとポゼッションして、空中戦でもチームにしっかり貢献できて、クオリティを出せるタイプの選手を高いレベルで育てるべきだなと思いますね。なかなか僕の後っていうのは、このキャラと、タイプを考えると正直、難しいのかなと思いますから」
日本代表で15年も定位置を確保し続け、W杯の大舞台に4度も立った偉大な人材に近い選手を探そうと思っても、そうそう見つからないし、出てこないのは確か。長友の言うように、「長友タイプ」にこだわるのではなく、「日本代表の中で機能するベストな左SBを探していくこと」が目下の最適解なのかもしれない。
ただ、長く日本代表を見てきた我々はどうしても「長友の後継者」を求めてしまいがち。インテル、ガラタサライ、マルセイユと欧州屈指の名門クラブを渡り歩き、どの指揮官にも信頼され、凄まじい走力と強度、推進力を発揮してきた左SBがいれば、先々の代表も安泰だと感じてしまうのだ。
「日本サッカー界、日本代表はこの先も『長友タイプ』を探すべきなのか」という問いに、本人は少し考えながら、こう答えてくれた。
「“長友タイプ”を探すって言ってもね...。僕みたいな『キャラが強い選手』はなかなか見つかりづらい部分があるからね(苦笑)。今、代表が求めている左サイドバック像、攻撃面は主に名波(浩)さんを中心にやってますけど、そんなガンガン上がってというより、しっかりとポゼッションして、空中戦でもチームにしっかり貢献できて、クオリティを出せるタイプの選手を高いレベルで育てるべきだなと思いますね。なかなか僕の後っていうのは、このキャラと、タイプを考えると正直、難しいのかなと思いますから」
日本代表で15年も定位置を確保し続け、W杯の大舞台に4度も立った偉大な人材に近い選手を探そうと思っても、そうそう見つからないし、出てこないのは確か。長友の言うように、「長友タイプ」にこだわるのではなく、「日本代表の中で機能するベストな左SBを探していくこと」が目下の最適解なのかもしれない。
そういう意味で、バイエルン・ミュンヘンという世界トップクラブの門を叩くことになった伊藤には大きな期待が寄せられるところ。彼は最高峰クラブで揉まれることで、まだまだ伸びるだろうし、違った意味で長友を超えていく可能性も少なくない。そこは注目に値する。
「洋輝を含めて、みんな良い選手だし、僕ももっともっとやんなきゃいけない。今の代表での役割は自分の中で感じてますから、それもやっていきますよ」と、本人は改めて目を輝かせたが、優れた若手のライバルが出てきた方が長友は燃えるはずだ。
次の最終予選は、過去4回と違って定位置は約束されていない。だからこそ、全てはここからのJリーグでの一挙手一投足にかかっている。9月に38歳になる大ベテランも加わった森保ジャパンの左SB最適解探しの行方を、我々はしっかりと見極めていきたいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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次の最終予選は、過去4回と違って定位置は約束されていない。だからこそ、全てはここからのJリーグでの一挙手一投足にかかっている。9月に38歳になる大ベテランも加わった森保ジャパンの左SB最適解探しの行方を、我々はしっかりと見極めていきたいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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