ウイングはオランダ組の力が抜けている
セントラルMFの枠は5枚とみる。遠藤を招集するとなれば、アンカーのポジションを任せる可能性が高い。その場合、大岩ジャパンで発足当初から中盤の底でプレーしてきた藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)を配置転換するはず。1列前のインサイドハーフで起用する構想があってもおかしくない。
その状況下で考えれば、残る枠は3つ。アジア杯で主軸を務めた松木玖生(FC東京)、山本理仁(シント=トロイデン)の信頼度が高く、Jリーグで好調を維持している荒木遼太郎(FC東京)もアジア杯同様に攻撃の切り札として手もとに置きたい。
ウイングは現状でオランダ組の力が図抜けている。左サイドの斉藤光毅と右サイドの三戸舜介(ともにスパルタ・ロッテルダム)はアメリカ遠征で昨年11月以来となる代表復帰を果たし、圧倒的な力を示した。
斉藤は得意のドリブルで次々にチャンスを演出し、「12日のアメリカ戦は我々の代表でプレーした中でも過去一番良かった」と指揮官も賛辞を送るほどのパフォーマンスを披露。三戸は個で局面を打開しつつ、インサイドのポジションをとってゲームメイクにも関わった。後半途中からはインサイドハーフでもプレーし、両サイドに加えて中央で機能する多様性を発揮。アメリカ遠征のパフォーマンスを考えれば、所属クラブからのGOサインが出れば彼らも当確だろう。
その状況下で考えれば、残る枠は3つ。アジア杯で主軸を務めた松木玖生(FC東京)、山本理仁(シント=トロイデン)の信頼度が高く、Jリーグで好調を維持している荒木遼太郎(FC東京)もアジア杯同様に攻撃の切り札として手もとに置きたい。
ウイングは現状でオランダ組の力が図抜けている。左サイドの斉藤光毅と右サイドの三戸舜介(ともにスパルタ・ロッテルダム)はアメリカ遠征で昨年11月以来となる代表復帰を果たし、圧倒的な力を示した。
斉藤は得意のドリブルで次々にチャンスを演出し、「12日のアメリカ戦は我々の代表でプレーした中でも過去一番良かった」と指揮官も賛辞を送るほどのパフォーマンスを披露。三戸は個で局面を打開しつつ、インサイドのポジションをとってゲームメイクにも関わった。後半途中からはインサイドハーフでもプレーし、両サイドに加えて中央で機能する多様性を発揮。アメリカ遠征のパフォーマンスを考えれば、所属クラブからのGOサインが出れば彼らも当確だろう。
最前線はチーム発足当初からエースの座を守ってきた細谷真大(柏)が一番手で、サブにはJ1の舞台で結果を残している藤尾翔太(町田)が控える。藤尾は右ウイングでもプレー可能で、ポリバレント性も含めてこのチームに必要な人材だ。
現状で17名をピックアップしたが、ラストピースの18人目の選手として佐野航大(NEC)に期待したい。昨夏に欧州へ渡り、オランダリーグ1部では25試合で5ゴールをマーク。その活躍が認められ、アメリカ遠征で大岩ジャパン初招集となった。
12日のアメリカ戦は終盤に出番を掴み、インサイドハーフでプレー。大柄の相手をいなし、持ち前の技術力でチャンスをクリエイトした。現状ではボーダーライン上の選手かもしれないが、ユーティリティ性を考えれば是非ともスカッドに加えたいタレント。インサイドハーフに加え、両ウイングでもプレーでき、所属クラブではSBでスクランブル起用された経験もある。センターフォワードとCB以外に対応できる点を考えれば、18人という少ない人数で中2日の連戦を戦う五輪では重宝されるはず。ウイングのバックアップを削ったとしても佐野の力にかけたい。
果たしてどのようなメンバーで臨むのか。1人の招集可否で人選が大きく変わる可能性があるだけに、多くの選手にチャンスがあるのも事実。残された時間は少ないが、パリ五輪行きを懸けた戦いから目が離せない。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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現状で17名をピックアップしたが、ラストピースの18人目の選手として佐野航大(NEC)に期待したい。昨夏に欧州へ渡り、オランダリーグ1部では25試合で5ゴールをマーク。その活躍が認められ、アメリカ遠征で大岩ジャパン初招集となった。
12日のアメリカ戦は終盤に出番を掴み、インサイドハーフでプレー。大柄の相手をいなし、持ち前の技術力でチャンスをクリエイトした。現状ではボーダーライン上の選手かもしれないが、ユーティリティ性を考えれば是非ともスカッドに加えたいタレント。インサイドハーフに加え、両ウイングでもプレーでき、所属クラブではSBでスクランブル起用された経験もある。センターフォワードとCB以外に対応できる点を考えれば、18人という少ない人数で中2日の連戦を戦う五輪では重宝されるはず。ウイングのバックアップを削ったとしても佐野の力にかけたい。
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