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【川崎】宇佐美と乱闘騒ぎの大久保。「肘が当たって血が出ていた。相当、痛そうだったね」

カテゴリ:Jリーグ

2016年04月29日

両エースの現状が、そのまま両チームの置かれた立場を示す。

チーム最多タイのシュート3本を放った宇佐美だが、「最後のところでアイデアを絞らないと」と振り返る。公式戦ホーム5連敗というチームの不振もあり、試合後は反省ばかりが口をついた。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 ミックスゾーンに現われたG大阪のエースは、口元に治療後のテープを張り、痛々しい姿で反省の言葉を並べていく。宇佐美が問題視したのは「最後のところ」だ。「そこまでの流れは悪くなかった」と語りながら、課題について言及した。
 
「最後のところで、アイデアを振り絞らないといけない。動きやパスコースなのか、もう少しアイデアや大胆さを持ってプレーしないと」
 
 敗戦の事実が重くのしかかるなか、責任を受け止める宇佐美にとって、大久保との小競り合いは些事。むしろ、公式戦ホーム5連敗というチームの不振を重く見ていた。「勝てない空気があるのかもしれないけど、それは勝ってこそ払拭できる。なるべく早く勝ちたい。やっぱり前がもっと点を取らないと勝てない、というのは痛感している」と肩を落とした。
 
 乱闘騒ぎと試合後のコメントに象徴される両エースの現状。それはそのまま、両チームの置かれた立場をも示すものだった。
 
 
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
 
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