16歳のラミン・ヤマルはEUROに出場
カタールW杯の最終予選を振り返っても、序盤3戦で窮地に陥ったチームを救ったのが、田中碧(デュッセルドルフ)であり、三笘薫(ブライトン)だった。とりわけ、三笘は初キャップを刻んだ2021年11月のオマーン戦で後半から出てきて鮮烈な印象を残し、22年3月のオーストラリア戦(シドニー)では2ゴール。本大会への切符を自らの手で引き寄せるという非常に大きな働きを見せたのだ。
当時の三笘のような存在が下の世代から出てきてくれれば、2026年のW杯本大会に向けて弾みがつく。鈴木唯は目下、有力候補の1人だが、ここから成長曲線をグッと引き上げるためには、来季の身の振り方が肝心。今夏の移籍市場で欧州5大リーグへのステップアップが有力視されているが、新天地で開幕から異彩を放つくらいの迫力がないと、森保ジャパンの現有戦力に割って入ることは難しそうだ。
パリ五輪出場が有力視される斉藤光毅(スパルタ)や細谷真大(柏)、藤田譲瑠チマ、鈴木彩艶(ともにシント=トロイデン)にしても同様。すでにA代表の実績がある鈴木彩は、森保ジャパンの正守護神に近い位置まで来ているものの、それ以外の選手はまだまだ未知数と言わざるを得ないだろう。
「世界を見たら、どんどん16、17(歳)で良ければ使う形になっている。日本も年齢に関係なく、どんどん良い選手が入っていくべき。かといって、16、17、18(歳)で代表に割って入ってこれる選手がいるかというと、僕は分からない。そのレベルの選手がいるのであれば、代表の門を叩いてほしいなと思います」と、スペインで長くプレーする久保はストレートにこう発言した。
当時の三笘のような存在が下の世代から出てきてくれれば、2026年のW杯本大会に向けて弾みがつく。鈴木唯は目下、有力候補の1人だが、ここから成長曲線をグッと引き上げるためには、来季の身の振り方が肝心。今夏の移籍市場で欧州5大リーグへのステップアップが有力視されているが、新天地で開幕から異彩を放つくらいの迫力がないと、森保ジャパンの現有戦力に割って入ることは難しそうだ。
パリ五輪出場が有力視される斉藤光毅(スパルタ)や細谷真大(柏)、藤田譲瑠チマ、鈴木彩艶(ともにシント=トロイデン)にしても同様。すでにA代表の実績がある鈴木彩は、森保ジャパンの正守護神に近い位置まで来ているものの、それ以外の選手はまだまだ未知数と言わざるを得ないだろう。
「世界を見たら、どんどん16、17(歳)で良ければ使う形になっている。日本も年齢に関係なく、どんどん良い選手が入っていくべき。かといって、16、17、18(歳)で代表に割って入ってこれる選手がいるかというと、僕は分からない。そのレベルの選手がいるのであれば、代表の門を叩いてほしいなと思います」と、スペインで長くプレーする久保はストレートにこう発言した。
実際、スペインでは16歳のラミン・ヤマル(バルセロナ)がEURO2024でメンバー入り。ビッグトーナメントのたびに10代の選手が出現している。日本がその領域に達するのは簡単ではないが、「久保が一番下」という状況は、次の最終予選では絶対に変えなければいけない。
東京世代への依存が続くと、いつかチームは下降線を辿る可能性が高い。しかも今回の最終予選は、同組の相手が全て中東勢という最悪のシナリオもないとは言えない。ベスト8で散った昨冬のアジアカップの苦い経験も踏まえながら、森保監督には先々も考えたチーム作りを進めていってほしいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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