J１リーグ・１stステージ９節
浦和レッズ - 名古屋グランパス
４月29日（金・祝）／14:00／埼玉スタジアム2002

名古屋グランパス
1stステージ成績（８節終了時）：11位　勝点10　３勝１分３敗　11得点・11失点
 
【最新チーム事情】
●前節の新潟戦（○２-１）でリーグ戦初先発を果たした大卒ルーキー和泉と高橋。好調をキープしており、浦和戦でもスタメンへ。
●累積警告によりイ・スンヒが出場停止。代役の小川が静かに燃えている。
●ボランチの柱不在で、リーグ６戦連続失点中の守備陣が、首位相手に死に物狂いで踏ん張る覚悟。
 
【担当記者の視点】
　前節の新潟戦では和泉と高橋の大卒ルーキーコンビがリーグ戦初先発を果たして勝利に貢献。その活躍ぶりが小倉監督に高く評価され、浦和戦でもスタメンに名を連ねそうだ。
 
　特に和泉は永井の決勝弾をアシストするなど２ゴールに絡んで強烈なインパクトを残した。間違いなく、今Jの中で最も勢いに乗っていると言える存在。指揮官は「ふたりが結果を残せば勢いにつながる」と期待を寄せる。
 
　一方、ボランチのイ・スンヒが累積警告により出場停止になる。これまで最終ラインの前で立ちはだかってきた“堅強な壁”の不在は大きな懸念材料に挙げられる。ただし代役は小川が代役を務める見込みで、静かに燃えている（負傷明けの明神は間に合わず）。浦和のバリエーション豊かな攻撃陣を、田口と小川の“急造コンビ”が撥ね返せるかどうか。

　逆に前へ出る小川、しっかりサポートする田口と上手く噛み合い先手を取って主導権を握りたいところ。リーグ６試合連続失点中とあって、相手の中盤との駆け引きが鍵を握りそうで、注目を集める。
 
　なにより小倉監督は「真っ向勝負したい」と宣言する。現在の成績は３勝１分３敗の五分。ゴールデンウィークの連戦初戦、アウェーの地で首位を叩いて軌道をしっかり上向かせ、上昇気流に乗りたい。


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