【G大阪】ACL敗退の要因は、2大エースの不振。誤算続きの"長谷川ガンバ"は復調できるのか

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年04月24日

連戦を強いられた遠藤のパフォーマンス低下も遠因ではあるが…。

パトリック(中央)が「もう少し点を取ってくれていれば」。長谷川監督は、ブラジル人ストライカーの不発を誤算に挙げた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 指揮官が誤算のひとつに挙げたのは、「パトリックがもう少し点を取ってくれていれば」という、ブラジル人ストライカーの得点難である。ACL・2節のメルボルン・ビクトリー戦でも後半、再三決定機を逃し、チームは痛恨のドロー。アウェーの上海上港戦では、今大会唯一となる同点ゴールは決めたが、大会を通じてパトリックは低調なままだった。
 
「ACLを甘く見ていたところがあった」(長谷川監督)という昨年の苦戦を教訓に、今季のACLではベストメンバーを起用。リーグ戦ではパトリックを温存し、長沢駿を1トップに配置する布陣で挑みながらも、ことごとく勝利から見放された。

 ホームで0-3と完敗を喫した上海上港戦は、90分間を通じて相手に圧倒され続けたものの、それ以外の試合は紙一重の展開を繰り広げた。今季は、そうした接戦をモノにする力が欠けているのだ。
 
「僕らが点を取って、後ろに守ろうというモチベーションを与えられなかった」(宇佐美)
 
 今野のCB起用によってボランチが手薄となり、連戦を強いられた遠藤のパフォーマンス低下も遠因ではある。だがしかし、パトリックや宇佐美が勝負どころで決定的なゴールを奪ったからこその三冠達成であり、天皇杯の連覇だった。

 グループリーグの5試合で奪ったゴールはわずかに「3」。そしてFW陣が決めたのはパトリックの1ゴールのみ。今季、アデミウソンを補強したのは、「もう1点を取り切るため」(長谷川監督)という攻撃のテコ入れだったはずだが、2大エースの不振に引きずられる格好で、G大阪はACLに早すぎる別れを告げた。
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