「素敵な人だ」ブンデス初無敗優勝&3冠に邁進のレバークーゼン、X・アロンソ監督の人間性を感じた瞬間。残り3試合、ドイツ代表MFは「メンタルコントロールが重要」【現地発】
カテゴリ:ワールド
2024年05月18日
「指導者としての優勝は特別だと思う」
開始から全力プレーでいけば強豪相手でも持ちこたえたり、局面的に相手を凌駕することはできるかもしれない。だが、サッカーは90分のスポーツだ。90分の中で最適な解決策を見出していくことが求められるスポーツだ。
前からプレスに来るということは同時に後ろにスペースができるリスクを抱えることになる。開始5分の段階でシャビ・アロンソ監督はFWへのロビングパス、逆サイドの深い位置へのサイドチェンジを盛んにコーチングゾーンから指示していた。結果として15分のレッドカードで試合の大勢は決まったといえるが、レッドカードがなくてもレバークーゼンは周到にボーフムを押しこんでいったことだろう。
34節ではホームにアウグスブルクを迎える。優勝を果たしてもモチベーションや緊張感がなくなることもなく、どの試合にも真剣に立ち向かっている。いよいよブンデスリーガクラブ史上初となる無敗でのシーズン制覇が現実味を帯びえてきた。
前からプレスに来るということは同時に後ろにスペースができるリスクを抱えることになる。開始5分の段階でシャビ・アロンソ監督はFWへのロビングパス、逆サイドの深い位置へのサイドチェンジを盛んにコーチングゾーンから指示していた。結果として15分のレッドカードで試合の大勢は決まったといえるが、レッドカードがなくてもレバークーゼンは周到にボーフムを押しこんでいったことだろう。
34節ではホームにアウグスブルクを迎える。優勝を果たしてもモチベーションや緊張感がなくなることもなく、どの試合にも真剣に立ち向かっている。いよいよブンデスリーガクラブ史上初となる無敗でのシーズン制覇が現実味を帯びえてきた。
アンドリヒはチームの雰囲気についてこんな風に話している。
「試合に向けての準備はこれまでと同じように進んでいくと思うよ。ワクワクとか喜びは優勝を決定づけたブレーメン戦と似たような感じかな。僕らにとって大事なのは、何か特別なことをしようとかそういうことじゃなくて、自分たちのサッカーをやり続けること。今シーズンずっとやっているようにね」
手を抜くことなど一切ない。どの練習にも、どの試合にも集中して取り組んでいく。シャビ・アロンソ監督が常日頃から強調していることだ。そしてこれだけの偉業を前にしても指揮官は謙虚な姿勢を崩しはしない。
ホームで行なわれる最終節では、オリジナルのマイスターシャーレ(優勝皿)がついに手渡される。地元記者から「あなたは選手時代にマイスターシャーレを手にしたことがあると思うが、今度の優勝はどんな意味を持つのか?」という質問をされると、ゆっくりとしたトーンでこう答えた。
「選手としてはね。でも(これまで優勝歴がない)レバークーゼンというクラブで、そして指導者としての優勝は特別だと思う。ただ優勝できたのはチームのパフォーマンスがあってのことなんだ。私がなしえたんじゃない。若い選手たちはチャンスを生かしていいプレーをし続けた」
「試合に向けての準備はこれまでと同じように進んでいくと思うよ。ワクワクとか喜びは優勝を決定づけたブレーメン戦と似たような感じかな。僕らにとって大事なのは、何か特別なことをしようとかそういうことじゃなくて、自分たちのサッカーをやり続けること。今シーズンずっとやっているようにね」
手を抜くことなど一切ない。どの練習にも、どの試合にも集中して取り組んでいく。シャビ・アロンソ監督が常日頃から強調していることだ。そしてこれだけの偉業を前にしても指揮官は謙虚な姿勢を崩しはしない。
ホームで行なわれる最終節では、オリジナルのマイスターシャーレ(優勝皿)がついに手渡される。地元記者から「あなたは選手時代にマイスターシャーレを手にしたことがあると思うが、今度の優勝はどんな意味を持つのか?」という質問をされると、ゆっくりとしたトーンでこう答えた。
「選手としてはね。でも(これまで優勝歴がない)レバークーゼンというクラブで、そして指導者としての優勝は特別だと思う。ただ優勝できたのはチームのパフォーマンスがあってのことなんだ。私がなしえたんじゃない。若い選手たちはチャンスを生かしていいプレーをし続けた」