欧州カップ戦の出場権獲得を目ざして
この大舞台で小川が感じたこととはなんだろうか?
「僕はまだまだ甘いなという印象ですね。今日はビッグクラブや、すごく良いクラブの人たちが見ているような大きな一戦だったと思います。選手の評価は、そういう1試合でガラリと変えることができます。こういうところで結果を残す選手が、どんどん上がっていく。今日の僕はそれができなかった。こういう試合で自分が点を決めて勝つこと、インパクトを残すことが、僕には必要でした」
スタジアムを埋めた1万7500人のNECサポーターを見て、小川は「NECのサポーターって、こんなにいるんだ」と感じ入ったという。
「ナイメーヘンの町全体が盛り上がっていて、スーパーマーケットがクラブの旗で覆われていたり、この1週間、この決勝戦の重要さをひしひしと感じてました。そして、今日はみんながまとまってバスで来たり(注:160台)、あんなに応援に来てくれたのに『申し訳ないな』って、やっぱり思っちゃいましたね。でも悲観することはない。残りリーグ戦4試合。しっかり勝点を積み重ねて、サポーターと喜びを分かち合いたい」
その心は、欧州カップ戦出場権獲得。現在オランダリーグ6位のNECは、カンファレンスリーグに進むチャンスを大きく残している。
「僕はまだまだ甘いなという印象ですね。今日はビッグクラブや、すごく良いクラブの人たちが見ているような大きな一戦だったと思います。選手の評価は、そういう1試合でガラリと変えることができます。こういうところで結果を残す選手が、どんどん上がっていく。今日の僕はそれができなかった。こういう試合で自分が点を決めて勝つこと、インパクトを残すことが、僕には必要でした」
スタジアムを埋めた1万7500人のNECサポーターを見て、小川は「NECのサポーターって、こんなにいるんだ」と感じ入ったという。
「ナイメーヘンの町全体が盛り上がっていて、スーパーマーケットがクラブの旗で覆われていたり、この1週間、この決勝戦の重要さをひしひしと感じてました。そして、今日はみんながまとまってバスで来たり(注:160台)、あんなに応援に来てくれたのに『申し訳ないな』って、やっぱり思っちゃいましたね。でも悲観することはない。残りリーグ戦4試合。しっかり勝点を積み重ねて、サポーターと喜びを分かち合いたい」
その心は、欧州カップ戦出場権獲得。現在オランダリーグ6位のNECは、カンファレンスリーグに進むチャンスを大きく残している。
佐野航大はトップ下→右ウイング→ボランチ→左インサイドハーフと多機能ぶりを披露し、立ち上がりには小川のポストプレーから右足でミドルシュートを撃つシーンもあった。
「悔しい――それが、まず一番。結果もそうですけど、それ以上に自分のプレーが全然でした」
とりわけ後半、フェイエノールトの勢いが増すと、佐野はフェイエノールトのMF勢(ティンバー、ステングス)やDFハンチュコ、ヘールトラウダとのデュエルに苦戦し、いつもならピタリと止まるはずのトラップも大きくなった。
「こういう舞台でできるのは数少ない人たちなので、この悔しい経験を次にどう活かすかっていうのは自分次第です。まだまだうまくならないといけないし、強くならなきゃいけないっていうのは、いつも以上に強く感じました」
佐野がベンチに退いたのは87分。まさにNECが捨て身の反撃に出ようとした時間帯だった。
「自分が後半、ボランチに入ってからのプレーもそんなに良くなかった。それなら相手も10人だし、しっかりフレッシュな選手を入れたい、というチームの意図は分かります。あそこで自分がチョイスされたということは、そういうことなのかなと思います」
KNVBカップの決勝戦という檜舞台で勝利したチームでプレーした上田も、負けた小川、佐野も三者三様に悔しい思いを残した。しかし、彼らのオランダでの挑戦は始まったばかり。伸びしろの大きな3人にとって糧となる試合になるはずだ。
取材・文●中田 徹
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「悔しい――それが、まず一番。結果もそうですけど、それ以上に自分のプレーが全然でした」
とりわけ後半、フェイエノールトの勢いが増すと、佐野はフェイエノールトのMF勢(ティンバー、ステングス)やDFハンチュコ、ヘールトラウダとのデュエルに苦戦し、いつもならピタリと止まるはずのトラップも大きくなった。
「こういう舞台でできるのは数少ない人たちなので、この悔しい経験を次にどう活かすかっていうのは自分次第です。まだまだうまくならないといけないし、強くならなきゃいけないっていうのは、いつも以上に強く感じました」
佐野がベンチに退いたのは87分。まさにNECが捨て身の反撃に出ようとした時間帯だった。
「自分が後半、ボランチに入ってからのプレーもそんなに良くなかった。それなら相手も10人だし、しっかりフレッシュな選手を入れたい、というチームの意図は分かります。あそこで自分がチョイスされたということは、そういうことなのかなと思います」
KNVBカップの決勝戦という檜舞台で勝利したチームでプレーした上田も、負けた小川、佐野も三者三様に悔しい思いを残した。しかし、彼らのオランダでの挑戦は始まったばかり。伸びしろの大きな3人にとって糧となる試合になるはずだ。
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