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【U-18プレミア】開幕戦で逆転勝ちの東福岡。“過去の失敗”を教訓に強化を施した部分とは?

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2016年04月11日

開幕戦の逆転勝利にも指揮官は「大きな勘違いをするなよ」。

昨季は1年生ながら選手権の舞台も踏んだMF福田。今季は主軸のひとりとして攻撃陣の一角を担う。写真:平野貴也

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後半アディショナルタイムに佐藤がダメ押しの3点目。選手権覇者がまずは幸先の良いスタートを切った。写真:平野貴也

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 好成績によって、またも狙われる立場になった。しかし、今回はプレッシャーに屈することなく、強豪相手に先制されても逆転に持ち込む底力を見せつけた。
 
 主将を務めるDF児玉慎太郎も自信を示す。
「強化試合では、相手が東福岡に対して目の色を変えて臨んで来るという経験を多く積めた。対抗心を燃やす相手にも対応できるようになってきていると思う。昨季を経験している選手が多いから、守備はほとんど同じやり方で対応できるし、昨季の開幕戦でやった失敗を繰り返してはいけないと思っていた。慢心するのは良くないけど、しっかりと戦えた。反省点を直していけば、優勝というものが見えて来ると思う」
 
 伝統校が目指すのは、勝てば良いというチームではない。勝ち続けるチームだ。森重監督は「昨季は、チームの力が高まったから最終的に2位まで行けた。それでも、シーズンを通して見ると、勝点を取りこぼす試合や、大味になってしまう試合があった。本当の強い力を持ち、勝点を落とさず勝ち切る力がないとプレミアで上位には行けない。初戦を勝って良かったけど、現時点で上位の力があるわけではない。『大きな勘違いをするなよ』というところから始まることになる」と兜の緒を締め直していたが、コケない強さが垣間見えた初戦だった。
 
 持ち味の攻撃を生かすために、守備の安定感を求めて来た東福岡の強さが、円熟味を帯びて来た。
 
取材・文:平野貴也(フリーライター)
 
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