チームのムードメーカーを担う
「久しぶりの90分ゲームで緊張していた部分もあったけど、無失点で追われたことはゴールキーパーにとってプラス。守備陣としてもチームとしても良かった。自分が試合に出たいという気持ちはあるけど、まずはチームが勝つことが大事。なので、そういう意味では良いアピールができたと思う」
振り返れば、今季は苦難の連続だった。冬以降は怪我の影響もあり、先述したとおり、クラブで出番を失う。セカンドチームでもピッチに立てず、負傷から戻ってきても、それは変わらなかった。
それでも、腐らずにGKコーチと鍛錬し、目の前のことに必死になって取り組んだ。ライバルである鈴木や野澤がA代表に招集されても動じない。焦らずに積み重ねてきたことが、最後の最後に発揮できた。
振り返れば、今季は苦難の連続だった。冬以降は怪我の影響もあり、先述したとおり、クラブで出番を失う。セカンドチームでもピッチに立てず、負傷から戻ってきても、それは変わらなかった。
それでも、腐らずにGKコーチと鍛錬し、目の前のことに必死になって取り組んだ。ライバルである鈴木や野澤がA代表に招集されても動じない。焦らずに積み重ねてきたことが、最後の最後に発揮できた。
U-23アジア杯でメンバー入りを果たせれば、正GKを任せられるパフォーマンスだったのは確かだ。「みんなで勝ちたい。100パーセント、自分がやったうえで監督が使うか使わないかを決める。そこは監督とチームをリスペクトして準備していきたい」とは小久保の言葉。
普段は明るい性格でチームのムードメーカーを担うが、人知れず努力を重ねてきた男が、その実力をウクライナ戦で改めて証明した。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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