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【3月シリーズ総括】シリア戦は良いレッスンに。最終予選で求められるのは“対戦国の長所を消す戦い方”

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年03月30日

ある意味、シリア戦は日本にとって良いレッスンに。

シリア戦は試合をコントロールできなかったと長谷部。その反省を最終予選に活かしたい。写真:(C)SOCCER DIGEST

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 2次予選を8戦無敗(7勝1分)。しかも27得点・無失点で首位通過と確かに“見栄えは良い”。ただ、日本代表は強かったのかという疑問は付きまとう。忘れてはならないのは、本田のコメントにもあった「昨年のイラン戦」だ。

 前半はイランのパワーとスピードに屈し、先制点も許している。後半はやや持ち直したものの、日本以上にイランの強さと狡猾さが際立った試合だった。9月からスタートする最終予選では、そういう相手と戦うことになる。

 昨年10月のイラン戦から成長した部分もあるだろうが、正直、3月シリーズの2試合で日本代表の強さは測れない。いずれにしても、最終予選では日本らしさ(ハリルホジッチ監督の言葉を借りれば「グラウンダーのパスでスピーディに崩す」)にこだわり過ぎず、“対戦国の長所を消す”戦い方も間違いなく必要になる。

 自分たちのやり方を押し通すだけでは、試合を支配できない。それを気付かせてくれたという意味で、シリア戦は日本にとって良いレッスンになったはずだ。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 
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