【日本代表】追加招集の齋藤。“最大の激戦区”で空白の2年間を埋める挑戦が始まる

カテゴリ:日本代表

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2016年03月27日

「短い時間だけど、“この時”を楽しみたい」(齋藤)

ハリルジャパンのウイングは最大の激戦区。同世代の宇佐美(右)らとの熾烈なレギュラー争いに挑む。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 24日のアフガニスタン戦も確認済みで、イメージはできている。
 
「国内合宿で言われていたようなワンタッチのプレーとかがすごく意識されていて、合宿ではなかなかできなかったことが、キヨ君(清武弘嗣)とかを中心に上手くできていたと思う。攻守の切り替えの速さでも相手を圧倒していたし、そういう部分を(自分も)意識してやっていきたい」
 
 29日に対戦するシリアの印象について聞かれれば、「簡単な相手ではないと思っている」と語る一方、「ホームですし、勝たなければいけない」と捉え、「そのなかで、チャンスをもらえるように、まずは練習から見せていきたい」と表情を引き締める。
 
 14年のブラジル・ワールドカップメンバーだった齋藤は、その後、代表からはしばらく遠ざかっていた。それがようやく、昨年末のミーティングに呼ばれ、先のミニ合宿を経て、今回は追加招集という形だが、本当の意味で代表に戻ってきた。
 
「懐かしさだったり、久しぶりな感じだけど、監督も違うし、やり方も違う。新しく入ってきた選手として、練習から自分の良さをもっと知ってもらうためにもやっていかなければならない。日の丸を付ける機会はなかなかない。短い時間だけど、“この時”を楽しんで、自分を向上させるためにも有意義な時間にしたい」
 
 シリア戦で起用されるかどうかは分からない。現在の序列を考えれば、ピッチに立てるとした途中出場からだろう。アピールの場となる普段のトレーニングも、追加招集だけに限られた時間しか残されていない。
 
 そうした状況において、どこまで食らいついていけるか。ハリルジャパンのウイングには、本田圭佑、宇佐美貴史、原口元気、小林をはじめ、欧州組の武藤嘉紀や南野拓実らもいる。“最大の激戦区”で存在感を示すためにも、今回のチャンスを必ずモノにしたい。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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