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【韓国メディアの視点】岡崎、吉田ら欧州組を高く評価。最終予選で同居したら「日本に勝つのは難しい」との暗い展望も

カテゴリ:連載・コラム

慎武宏

2016年03月25日

調子が上がらない韓国の欧州組。今のままでは「(ワールドカップの)出場権を獲得することも簡単ではないだろう」。

シュティーリケ監督は、イ・チョンヨン(17番)ら欧州組を重用しているものの、期待に応えているとは言い難い。(C)Getty Images

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 ソン・ジフン記者は、そんな吉田をはじめとする日本代表の欧州組の安定感も評価する。韓国も同じ日、2次予選でレバノン代表と対戦したが、その姿は日本の欧州組とは対照的だったと分析する。

「2次予選を7戦全勝で通過した韓国も、成績面では日本と比較しても大差ない。だだ、韓国代表の主軸となる欧州組のコンディションが全体的に落ち込んでいる。昨日のレバノン戦も最後にゴールを決めて勝利こそしたものの、全体的に集中力がなく、欧州組の動きも鈍かった。

 キ・ソンヨンがアシストを決めたが、所属するスウォンジーで不調だし、イ・チョンヨンらほかの欧州組たちも調子を落としている。現状で期待できるのはク・ジャチョルとソク・ヒョンジュンぐらいだ。

 それでもシュティーリケ監督がキ・ソンヨンやイ・チョンヨンを先発で起用したのは、試合を通じて自信を取り戻させたい意図もあった。だが、結果的にはレバノン戦は辛勝に終わり、監督の計画は成功しなかった。最終予選進出を決めた韓国だが、課題は多い」
 
 気になるのは、その最終予選のグループ組合せだろう。もしも日本と韓国が同じ組になったと仮定した時、韓国メディアはその対戦をどう展望するのだろう。ソン・ジフン記者は言う。
 
「最終予選で韓国が日本と同組になり、韓国の欧州組が現在のコンディションや調子と大きく変わらないようであれば、韓国が日本に勝つのは難しいだろうという暗い展望が韓国サッカー界の間でひそかに囁かれている。
 
 と同時に、現状のままでは最終予選を勝ち抜いてロシア・ワールドカップの出場権を獲得することも簡単ではないだろうという危機感もある。韓国は27日に同じく最終予選進出を決めたタイ代表とアウェーで強化試合を行なうが、9月から始まる決戦に向けて今から準備を急がなければならないと思う」

取材・文:慎 武宏
シン・ムグァン/1971年、東京都生まれ。韓国サッカー取材歴20年。近著に歴代コリアンJリーガーへのインタビュー集『イルボン(日本)はライバルか 韓国人Jリーガー28人の本音』(ピッチコミュニケーションズ)。
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