今冬の選手権を沸かせた選手たちがさらに成長した姿を見せていた。
選手権準優勝の國學院久我山は、キャプテンに就任したMF名倉巧がさすがの存在感を見せた。常に次のプレーを意識したトラップと、軽やかな身のこなしで、チャンスを次々と演出。ホットラインを築く、FW澁谷雅也が今大会は不在だった分、彼が攻撃を牽引していた。
ベスト4でU-17日本代表に0−3で敗れ、2年連続の決勝進出を果たせなかった青森山田は、選手権で注目を浴びたMF高橋壱晟、住永翔、FW鳴海彰人らが、柱としてチームを牽引した。新戦力としては、2年生MF郷家友太が変化を加えられる存在として目についた。180cmの高さを誇る彼と高橋の2シャドーのコンビは、今後、全国トップレベルのコンビとして注目を浴びそうな予感がある。
選手権ベスト4の星稜は、FW窪田翔、ボランチの片山浩が軸を担うなか、キャプテンに就任したGK高橋謙太郎の存在感が光った。選手権予選までは守護神の座を掴んでいたが、選手権本戦では3年生GKにその座を奪われた。今年はその悔しさを晴らす1年として、並々ならぬモチベーションで臨んでいる。選手権が始まる時点で来季のキャプテンが決まっていたように、ずば抜けたリーダーシップと質の高いコーチングを持っており、新チームにおいて彼の存在はチームの大きな支柱となっていた。
ここで挙げた選手以外にも、今後大きく飛躍しそうな選手たちが多くいた。今季の本格的な始まりを示す大会でもある、サニックス杯国際ユースサッカー大会。強豪チームが宗像グローバルアリーナに一同に介し、しのぎを削るなかで、昨季からの格段の成長を示す選手や新たなタレントの出現など、多数の個の輝きを確認することができた。
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
ベスト4でU-17日本代表に0−3で敗れ、2年連続の決勝進出を果たせなかった青森山田は、選手権で注目を浴びたMF高橋壱晟、住永翔、FW鳴海彰人らが、柱としてチームを牽引した。新戦力としては、2年生MF郷家友太が変化を加えられる存在として目についた。180cmの高さを誇る彼と高橋の2シャドーのコンビは、今後、全国トップレベルのコンビとして注目を浴びそうな予感がある。
選手権ベスト4の星稜は、FW窪田翔、ボランチの片山浩が軸を担うなか、キャプテンに就任したGK高橋謙太郎の存在感が光った。選手権予選までは守護神の座を掴んでいたが、選手権本戦では3年生GKにその座を奪われた。今年はその悔しさを晴らす1年として、並々ならぬモチベーションで臨んでいる。選手権が始まる時点で来季のキャプテンが決まっていたように、ずば抜けたリーダーシップと質の高いコーチングを持っており、新チームにおいて彼の存在はチームの大きな支柱となっていた。
ここで挙げた選手以外にも、今後大きく飛躍しそうな選手たちが多くいた。今季の本格的な始まりを示す大会でもある、サニックス杯国際ユースサッカー大会。強豪チームが宗像グローバルアリーナに一同に介し、しのぎを削るなかで、昨季からの格段の成長を示す選手や新たなタレントの出現など、多数の個の輝きを確認することができた。
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)