主力不在のなか準優勝した東福岡の原動力となった新2年生MF
3月17日~20日に行なわれたサニックス杯国際ユースサッカーは、U-17日本代表の優勝で幕を閉じたが、全国の強豪校、Jユース勢が集まったこの大会で、2020年の「東京五輪世代」の選手たちが眩い輝きを放った。そのなかで、今後が楽しみな選手を代表勢以外からピックアップしていきたい。
すでにユースシーンではその名がよく知られ、相変わらずの質の高さを見せたのが、大宮ユースのMF山田陸と青森山田のGK廣末陸だ。
山田は、持ち前の相手の意表を突くパスと、確実なつなぎのパス。基本と意外性を併せ持ったパスを駆使し、チームの攻撃の中枢を担っていた。彼のリズムメイクは非常に目を見張るものがあった。
廣末は青森山田の最終ラインが昨年からガラッと変わったため、コーチングをより意識したパフォーマンスを見せ、ゴール前で見せるオーラも昨年とは明らかに違った。ゴール前にどっしりと構え、経験の浅い最終ラインをコントロール。安定したハイボールの処理と、シュートブロックを見せ、成長の跡を見せた。
大会準優勝を飾った東福岡で目についたのが、2年生ながら10番を背負ったMF福田湧矢だ。左のアタッカーとして高い突破力を披露し、藤川虎太朗と鍬先祐弥のいないチームを牽引した。福田は昨年、インターハイやプレミアリーグではスタメンを掴んでいたが、選手権では調子を落としてベンチスタートとなり、思うようなプレーができなかった。この悔しさから今大会では主軸としての自覚を見せていた。今後の伸びが楽しみな選手だ。
市立船橋は背番号10とキャプテンマークを託されたMF高宇洋が存在感を見せた。1年時から名門のレギュラーを張る彼は、ドリブルとキープ力、そしてシュートセンスで、攻撃の要となる。186センチの高さを誇る1トップの村上弘有とのコンビネーションが向上すれば、さらに脅威の存在になるだろう。
大津は頼もしき1年生が存在感を発揮。トップ下に入った福島隼斗など、質の高いプレーで高校サッカーに順応できていることを証明した。1年生とMF田中匠、FW藤山雄生ら3年生が融合すれば、より面白いサッカーを見せてくれそうだ。
すでにユースシーンではその名がよく知られ、相変わらずの質の高さを見せたのが、大宮ユースのMF山田陸と青森山田のGK廣末陸だ。
山田は、持ち前の相手の意表を突くパスと、確実なつなぎのパス。基本と意外性を併せ持ったパスを駆使し、チームの攻撃の中枢を担っていた。彼のリズムメイクは非常に目を見張るものがあった。
廣末は青森山田の最終ラインが昨年からガラッと変わったため、コーチングをより意識したパフォーマンスを見せ、ゴール前で見せるオーラも昨年とは明らかに違った。ゴール前にどっしりと構え、経験の浅い最終ラインをコントロール。安定したハイボールの処理と、シュートブロックを見せ、成長の跡を見せた。
大会準優勝を飾った東福岡で目についたのが、2年生ながら10番を背負ったMF福田湧矢だ。左のアタッカーとして高い突破力を披露し、藤川虎太朗と鍬先祐弥のいないチームを牽引した。福田は昨年、インターハイやプレミアリーグではスタメンを掴んでいたが、選手権では調子を落としてベンチスタートとなり、思うようなプレーができなかった。この悔しさから今大会では主軸としての自覚を見せていた。今後の伸びが楽しみな選手だ。
市立船橋は背番号10とキャプテンマークを託されたMF高宇洋が存在感を見せた。1年時から名門のレギュラーを張る彼は、ドリブルとキープ力、そしてシュートセンスで、攻撃の要となる。186センチの高さを誇る1トップの村上弘有とのコンビネーションが向上すれば、さらに脅威の存在になるだろう。
大津は頼もしき1年生が存在感を発揮。トップ下に入った福島隼斗など、質の高いプレーで高校サッカーに順応できていることを証明した。1年生とMF田中匠、FW藤山雄生ら3年生が融合すれば、より面白いサッカーを見せてくれそうだ。