「東北のため、秋田のため」熊林親吾の新たなる挑戦はブラウブリッツU-18監督から

カテゴリ:Jリーグ

小林健志

2016年03月22日

「自分が言われて嫌だなと思ったことはやりたくないし、言いたくない」

現在は秋田県リーグに所属するブラウブリッツU-18。今季はプリンスリーグ東北への昇格を目指す。写真:小林健志

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 3月19日、熊林監督はチームを引き連れて古巣・仙台のアカデミー練習場を訪れ、仙台ユースと練習試合を行なった。仙台ユースは昨年の日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会は全国3位。ここ2年で3名をトップチームに昇格させ、U-19日本代表選手も2名輩出している。
 
「秋田県以外のチームとやるのは今日が初めてで、自分たちがどのレベルかを全国クラスのチームとやって知りたいと思いました」
 ユース年代のトップレベルを知るためには格好の対戦相手だ。
 
 試合中目立ったのは、ポジティブな声かけ。「大丈夫、自信を持て!」と前半怯みがちだった選手たちを励まし続け、0-2で前半を終えてのハーフタイムでは「前から行こう、バテても良いから」と送り出すと、後半で2を点返し引き分けに持ち込んだ。
 
「選手上がりということもあって、自分が言われて嫌だなと思ったことはやりたくないし言いたくない、と思いました。しかし、なあなあにはしたくないので、積極的なミスでなければ厳しく言います」
 
 もちろん誉めてばかりではないが、技術のある選手が多いこともあり、全国レベルの相手でも臆せず戦うため、自信をつけさせようとしている。
 
「今日、ビビらず積極的にできたところは評価したいと思います。自信をつけるには全国レベルと試合をやっていくしかありません。仙台ユースさんはプリンスリーグ東北の上位や全国で揉まれてきていますが、うちの選手は経験がありません。こればかりは口で言うより経験したほうが絶対早いので、頑張らせたいと思っています」
 
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