J1リーグ・1stステージ４節
鹿島アントラーズ－FC東京
３月19日（土）／15:00／県立カシマサッカースタジアム
 
FC東京
１stステージ成績（３節終了時）：４位タイ　勝点６　２勝０分１敗　３得点・２失点
 
【最新チーム事情】
●15日のACL・江蘇蘇寧戦で東を温存。米本と阿部も途中出場でコンディション面では問題なし。
●前節の神戸戦、ACL・江蘇蘇寧戦と２戦連続で相手のシュートを３本に抑え、堅守の健在ぶりをアピールした。
●今季のJ１開幕戦で大宮に敗れて以降は４戦無敗。一方で、鬼門とされるカシマスタジアムではリーグ戦１勝４分10敗と大きく負け越している。
 
【担当記者の視点】
　前節の神戸戦から「まずは守備」という戦い方にシフトチェンジしつつある。開幕当初は「ボールを握る」意識が極めて高かったが、今はソリッドなディフェンスをベースに手堅く試合を運ぶ。江蘇蘇寧（中国）とのACLでジョーとテイシェイラのブラジルコンビを零封した森重と丸山の両CBは好調で、米本と橋本の２ボランチを含むセンターの４枚は明らかにチームの強みだ。
 
　守備を重視する半面、攻撃はやや単調に映る。新戦力の阿部も最近の試合では「満足できない出来」と繰り返し言っているように、なかなか“形”が見えない。左の東、小川あたりで崩す意図はあるが、最終局面でのプレー精度を欠いてフィニッシュまで持ち込めてないのが現状だ。CFの前田に良い形でボールを預ける工夫が求められるだろう。
 
　このところリーグ戦では分が悪い鹿島との一戦は、第１ステージの行方を占ううえで重要。昨季の第１ステージも「ここさえ突破できれば」というタイミングで対戦し、０-１で敗れた結果、ステージ優勝を逃がした。FC東京が悲願のリーグ優勝を成し遂げるために、鹿島は越えなければならない壁である。
 
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