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アジアカップ優勝を見据え、“日替わりヒーロー”が出てくれば理想的。悔しさ募る浅野拓磨は「ポジティブなパワーに変えていけたら」と意欲

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2024年02月02日

まずはイラン戦で救世主になること

怪我で出遅れていた三笘は、バーレーン戦で戦列復帰。ここからさらなる活躍が期待されている。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 浅野だけではない。今の日本代表は13年前以上に選手層が分厚くなっているため、いつ誰が出てきて勝利を引き寄せる活躍をするのか分からない。そこは堂安もたびたび強調している点だ。

「拓実君や純也君が出てきて、途中から入ってくる選手の質の高さを痛感したし、ピッチに立っている人間からしたら頼もしさでしかなかった。やっぱり日本は優勝するべきチームだなと、改めて思っていました」と、インドネシア戦後にしみじみとコメントしていたほどだ。

 左足首の負傷でグループステージを棒に振った三笘は、復帰初戦となったバーレーン戦で3人の相手DFを自慢のドリブルで突破するなど、「戦術・三笘」を存分に体現した。南野も鋭い動き出しで再三、スペースに侵入し、上田綺世(フェイエノールト)らが勝負できる環境をお膳立て。自らもラストパスが入れば1点というシーンがあった。

 彼ら2人はおそらくイラン戦もジョーカー起用で、非常に重要な役割を担うことになりそうだが、やはり浅野も上田に続く得点源にならなければいけないはずだ。
 
「バーレーン戦でも、もっともっと走らないといけないと思いましたし、チームのために走るのは自分に課されている役割。どのパターンで出たとしても、チームのために走るのは当たり前のこと。途中から出ても、最初から出ても、ゴール前でしっかり結果を残して仕事したい。イラン戦を事実上の決勝戦みたいに言う人もいると思いますけど、全試合決勝戦みたいなつもりで戦っていきます」

 自らにこう言い聞かせた浅野。彼が1年2か月前のドイツ戦で逆転弾を挙げた時には、今回以上のギラギラしたものを感じさせた。ドイツ代表GKマヌエル・ノイヤーと対峙しても「決めてやる」という強い野心と闘争心でぶつかっていった。

 イランの守護神アリレザ・ベイランヴァンドも世界的な実績のあるベテラン。浅野にとっては挑みがいのある敵だ。ファイナルで李忠成になる前に、まずはイラン戦で救世主になること。ここまで調子が上がらなかった分、それを強く意識してゴールに突き進んでもらいたい。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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