「調子に乗らずにやらないといけない」
お互いに言い合って衝突するくらいの熱量があっていい。ここまでの日本にそういうパッションが見られなかったのは確かだ。
「もちろん負けたら悔しいけど、終わったわけじゃない。次、勝って上がるチャンスはあるので。もうメンタル的に切り替えているし、最後、優勝をもぎ取れるようにするだけ。律も言ったように、自分たちが良い流れできたなかで、間違いなくストップするタイミングはある。それがここだっただけ。もう1回、チームが一つになってやっていくことが大事かなと思います」と、板倉は神妙な面持ちで語っていた。
周囲に気配りができる彼のような選手が率先して周りに声掛けをしたり、守備陣だけで話し合うなどの行動を起こすべきだ。
特に今大会は守備陣の不安が拭えない。2試合合計4失点というのは、日本の本来の試合内容ではないし、負の連鎖が続けば、本当にタイトル獲得の可能性は潰えてしまう。
アジアカップ初参戦の鈴木彩艶(シント=トロイデン)や菅原由勢(AZ)が不安定なパフォーマンスを露呈するなか、彼らを叱咤激励すべきなのは、やはり年長者しかいないのだ。
「もちろん負けたら悔しいけど、終わったわけじゃない。次、勝って上がるチャンスはあるので。もうメンタル的に切り替えているし、最後、優勝をもぎ取れるようにするだけ。律も言ったように、自分たちが良い流れできたなかで、間違いなくストップするタイミングはある。それがここだっただけ。もう1回、チームが一つになってやっていくことが大事かなと思います」と、板倉は神妙な面持ちで語っていた。
周囲に気配りができる彼のような選手が率先して周りに声掛けをしたり、守備陣だけで話し合うなどの行動を起こすべきだ。
特に今大会は守備陣の不安が拭えない。2試合合計4失点というのは、日本の本来の試合内容ではないし、負の連鎖が続けば、本当にタイトル獲得の可能性は潰えてしまう。
アジアカップ初参戦の鈴木彩艶(シント=トロイデン)や菅原由勢(AZ)が不安定なパフォーマンスを露呈するなか、彼らを叱咤激励すべきなのは、やはり年長者しかいないのだ。
板倉や冨安も怪我明けでコンディションがベストというわけではないが、ピッチに立っている以上、それは言い訳にはならない。チームを強引に前向きにさせるなど、かつての吉田や長友らがやっていたことを、積極的に行動で示すことが肝要だ。
「『史上最強』と言われているなかで、『調子に乗るな』って言われているような感じもする。僕たちも調子に乗らずにやらないといけないし、選手自身が感じていますし、それは集中して挑みたいと思います」と堂安は目をギラつかせる。
ここまでの日本はドイツやトルコ、チュニジアなど強豪国を立て続けに倒し、「自分たちはもはやアジアレベルではない」と、どこかで錯覚していたのかもしれない。
そういう油断は全て捨てるべき。球際やデュエル、セカンドボールの回収などサッカーの原点に立ち返って、一つひとつの局面のバトルで勝てるチームに変貌すること。それを短時間でできない限り、ここからの巻き返しは難しい。
この緊急事態を他人事にせず、一人ひとりが強い自覚を持って24日のインドネシア戦から再起を図るしか、本当に先はない。
「球際もそうですし、セカンドボール、エアバトルの1対1、奪えないにしろ前を向かせないとか、一歩寄せるとか、まだまだ甘い」と守田が自戒を込めて強調した課題を真っ先に修正して、何人もけん引役がいるような強固な集団へと生まれ変わってもらいたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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そういう油断は全て捨てるべき。球際やデュエル、セカンドボールの回収などサッカーの原点に立ち返って、一つひとつの局面のバトルで勝てるチームに変貌すること。それを短時間でできない限り、ここからの巻き返しは難しい。
この緊急事態を他人事にせず、一人ひとりが強い自覚を持って24日のインドネシア戦から再起を図るしか、本当に先はない。
「球際もそうですし、セカンドボール、エアバトルの1対1、奪えないにしろ前を向かせないとか、一歩寄せるとか、まだまだ甘い」と守田が自戒を込めて強調した課題を真っ先に修正して、何人もけん引役がいるような強固な集団へと生まれ変わってもらいたい。
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