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今も進化を止めない伊東純也。右の打開のみならず、柔軟かつ流動性に溢れるアタックで日本を勝たせる男に【アジア杯】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2024年01月14日

「今回は優勝しか考えていない」

5年前は右サイドの控え。大きなインパクトは残せなかったが、それから欧州移籍を経て、確実にプレーの幅は広がった。(C)Getty Images

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 5年前の伊東はまだ柏レイソル所属のJリーガーで、日本代表でも「右の堂安の控え」でしかなかった。前回は5試合に出ているが、先発はターンオーバーしたグループステージ第3戦目のウズベキスタン戦だけ。プレースタイルも“右の槍”で、縦の仕掛け一辺倒の傾向が強く、ゴールもゼロに終わった。

 その直後にヘンクへ移籍。2022年夏にはS・ランスにステップアップし、右サイドのみならず、2トップの一角に入ったり、右から中に入ってFW的な役割を担うなど、プレーの幅を確実に広げている。

「あの時(前回アジアカップ)は右サイドハーフというか、ウイングの縦のプレーだけやっていた。自分はもともといろんなポジションをやっていて、柏で右サイドに固定されたので、代表でもそうなっていたと思います。

 だけど、今はいろんなプレーをやらせてもらっているし、それによって右で固定された時でも、ウイングに張ったり、中へ行ったりと幅広い仕事ができるようになった。欧州で成長できたと思うし、それを結果で見せたい。今回は優勝しか考えていないです」と、自身の前向きな変化を日本のタイトル獲得につなげていく覚悟だ。
 
 3月9日には31歳になるが、伊東の進化はとどまるところを知らない。これまでは自分のことだけにフォーカスするタイプだったが、代表では中村や細谷ら若い選手の良さを引き出す仕事にも積極的。「真大にも得点を決めるだけというボールをあげられればいい」と発言するなど、攻撃のリーダーとして自覚を強めている。

 1人のフットボーラー、1人の人間として大いに器を広げた伊東が「周りを活かし・自らも活かされる理想的な関係性」を構築できれば、もっとゴールに直結する仕事ができるはず。まずはベトナム戦でそういったパフォーマンスを具現化し、得点・アシストという目に見える結果を残してほしい。

 野心や欲を前面に出すタイプではないが、今の伊東ならアジアカップでMVPを取ってもおかしくないだけのキレと鋭さ、周りを引っ張る力がある。自身が主軸になって日本を勝利へと導き、華々しい称号を得て、真のスターへと上り詰める伊東の姿をぜひ見てみたいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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