J１リーグ・１stステージ３節
ベガルタ仙台 – 鹿島
３月12日（土）／14:00／ユアテックスタジアム仙台
 
鹿島アントラーズ
１stステージ成績（２節終了時）：２位　勝点６　２勝０分０敗　２得点・０失点
 
【最新チーム事情】
●鹿島OBの内田篤人が前節の鳥栖戦を観戦。「満男さんのような泥仕事をできる選手が増えれば、鹿島はもっと強くなる」。
●東日本大震災から５年が経過。復興支援に務めてきた小笠原は、ともに被災地である仙台との一戦に向けて、「胸が痛む。サッカーよりもお線香と花束を持って行きたい気持ち」と本心を覗かせつつ、「プロである以上、良い試合を見せて、喜んでもらえるように」と表情を引き締めた。
●７～９日に日本代表候補合宿に参加していた金崎は腰を痛めていたため、その３日間は別メニュー調整。ただ仙台戦の出場には影響ないと見られる。
 
【担当記者の視点】
　開幕２連勝とスタートダッシュに成功。２試合とも「１-０」と鹿島らしく手堅い戦いぶりで勝点を順調に積み上げ、リーグ２位の好位置につけている。
 
　前節にはさっそくエース金崎の今季初ゴールが生まれ、注目の新戦力・永木も途中出場で“鹿島デビュー”を飾った。結果も出ていることでチームの調子は上昇傾向にあり、今節も盤石の戦いが期待できそうだ。
 
　仙台は以前に比べ、とりわけ守備面でよりアグレッシブな姿勢を強めている印象だが、相手に守備でリズムを作らせないよう、序盤はあえて“ボールを持たせる”のも一案かもしれない。
 
　全体をコンパクトにしながらしっかりとブロックを作り、奪ったボールは一気に前線に預けてカウンターを仕掛ける。シンプルだが即効性のある攻撃を成功させて、勝利を掴み取りたい。

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