• トップ
  • ニュース一覧
  • U-19日本代表が“格上”全日本大学選抜を相手に善戦! 5大会ぶりW杯出場への鍵は熾烈な競争にあり

U-19日本代表が“格上”全日本大学選抜を相手に善戦! 5大会ぶりW杯出場への鍵は熾烈な競争にあり

カテゴリ:日本代表

安藤隆人

2016年03月11日

ハイレベルなポジション争い。危機感が“格上”相手の善戦を引き出す。

CB陣は町田(写真)をはじめ、高さと強さを兼備した人材が多数揃う。ハイレベルな争いで切磋琢磨し、格上の相手にも臆せず立ち向かう場面が多々見られた。写真:安藤隆人

画像を見る

 格上を相手に合計90分を戦ってこのスコアは、健闘と言っていいだろう。大きな収穫と言えば、メンバーが入れ替わっても、どの布陣でも大崩れをしなかったこと。攻撃のバリエーションやアイデアでは不満は残るが、セットプレー以外で点を与えなかったこと、流れの中でスライドやマーク、球際をしっかりと遂行して、チャンスを作らせなかったことは大きな意義がある。
 


「失点をしない。これが重要だと思う。どんな環境下でも最後まで集中力を切らさず戦えば、必ず結果が付いて来ると思っています」とCB町田浩樹が語ったように、アジアを戦う上で、失点をしないことは大前提にある。
 
 過去4度敗れ続けている一発勝負の準々決勝では、なおのこと失点をしない戦いが求められる。パワーやスピードに勝る相手に対して、CBを軸に組織的に守り、1対1の局面でも臆することなく挑んでいかなければならない。そうした姿勢を大学トップクラスの選手たちを相手に表現することができた。
 
 レベルの高い相手にも立ち向かえた要因としては、ポジション争いが挙げられる。とりわけCBの争いは熾烈を極めており、中山、冨安、橋岡大樹(浦和ユース)、町田、野田と高さと強さを兼備した選手がしのぎを削っているのだ。
 
「立ち止まっているとすぐに奪われる環境」(町田)と、それぞれが抱く危機感がチームを良い方向に導いている。中盤では神谷が存在感を発揮し、FWは小川を軸に、垣田、森、岩崎、和田昌士(横浜FM)、邦本宣裕(福岡)と、個性的な選手が競争に加わっており、選手層も一段と厚くなっている。
 
 本番まであと7か月。この競争の原理を弱めることなく、最後までより熾烈な争いを続けていけるかどうかが、5大会ぶりのアジア突破への鍵になりそうだ。

取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【関連記事】
【磐田】東京五輪世代のルーキー小川航基が語る「野望」――前田遼一、中山雅史を超えるストライカーに
【甲府】異例の抜擢! 東京五輪世代の18歳新鋭FWが早くもリーグ戦デビュー!!
【U-18プレミアリーグ参入戦】横浜FMユースのエース・和田昌士が“昇格”を置き土産に「来年はトップで試合に出る!」
【高校サッカー】Jクラブが熱視線を送るのは…。今季の注目チーム&プレーヤーをピックアップ!
【U-16日本代表】アスリート化する世界のサッカーに追いつくために森山ジャパンが追求するものとは?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ