【なでしこ】岩渕真奈の覚悟。憧れの「大好きな先輩」からバトンは受け継がれた

カテゴリ:日本代表

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年03月10日

「ゼロからのスタート。しっかり応援してもらえるようなチームを作っていきたい」

岩渕にとって、宮間(8番)は「ああいう選手になりたい」と憧れてきた特別な存在。4年後の東京五輪に向け、「チームを引っ張っていける存在になりたい」と意欲を見せた。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 次の五輪は自国開催となる2020年の東京五輪。ホスト国には無条件で出場権が与えられる一方で、予選がないからこそ「やらなきゃいけないことはたくさんある」と岩渕は話す。そして、「どんなチームになるか分からないので、なんとも言えないですけど」と前置きしたうえで、今後のビジョンについてこう言葉を続けた。
 
「(東京五輪は)予選がないから出られるという気持ちで臨むような大会じゃありません。個人的には、出場はもちろん、その先の未来につながるような大会にしたいなと。ゼロからのスタートですけど、しっかり応援してもらえるようなチームを作っていきたいし、ピッチ内外の信頼を得て、チームを引っ張っていける存在になりたい」
 
 予選敗退という現実は変えられない。今後チーム再建に臨むなでしこジャパンにはきっと険しい道が待っているだろう。しかし、過去とは違い、未来は自分たち次第でどうにでも変えられる。再び世界の頂点に上り詰めるために――。憧れの先輩のような選手になるために――。岩渕の覚悟は決まった。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
 
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