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金田喜稔がタイ戦を斬る!「無得点だった前半には物足りなさ。堂安と中村は格の違いを見せつけた」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2024年01月02日

先発した伊東の出来は次元が違った

68分に交代するまで、スピードを活かしたドリブルなど持ち味を発揮し続けた伊東。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 個人に目を向けると、先発した伊東の出来は次元が違った。ドリブル、相手DFの背後を取る動き、逆サイドにボールがある時のポジショニングなど、あらゆるプレーが安定していた。他の選手たちがもっと彼の良さを引き出せれば、ビッグチャンスに繋がっているシーンはたくさんあったと思う。

 後半の頭から投入された堂安と中村は、個人の能力の高さだけでなく、チームのリズムを変えるという部分でも格の違いを感じさせた。

 堂安はキープ力や左足のキック精度、視野の広さなど、中村は得点力の高さを見せつけた。ふたりが入って選手間のコンビネーションも高まり、チームの雰囲気ががらっと変わった印象を受けた。
 
 ゴールを守った鈴木彩艶は、伸びしろや年齢を踏まえると、もっと成長してほしい選手のひとり。今回の試合ではスローイングから攻撃に繋げるシーンもあったし、足もとは自信を持ってやっているだろうから、代表の守護神の座を勝ち取ってほしいという期待感がある。

 一方でアピールが足りなかったのは細谷。2026年の北中米ワールドカップを目ざすうえでは、上田や浅野、前田などタイプが異なる選手とのポジション争いに割って入っていかなければならない。スピードなどポテンシャルはあるから、もう少し点を取ることに貪欲さがあってもいいと思う。

 1月12日からはアジアカップが始まる。そう簡単な話ではないけれど、当然狙うのは優勝だ。それにベスト4以上に勝ち進めば、約1か月間も代表活動ができる。チーム戦術や連係をさらに深められるはずだし、その時間を有効に使いながら優勝を目ざしてほしい。

【著者プロフィール】
金田喜稔(かねだ・のぶとし)/1958年2月16日生まれ、65歳。広島県出身。現役時代はドリブルの名手として知られ、中央大在学中の1977年6月の韓国戦で日本代表デビューを飾り、代表初ゴールも記録。『19歳119日』で記録したこのゴールは、現在もなお破られていない歴代最年少得点である。その後は日産自動車(現・横浜)でプレーし、1991年に現役を引退。Jリーグ開幕以降はサッカーコメンテーター、解説者として活躍している。

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