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“ベガルタの顔” 梁勇基が引退会見。「やり切った」と涙はなく、晴れやかな笑顔。決断の理由、今後について語る

カテゴリ:Jリーグ

小林健志

2023年12月23日

セカンドキャリアは?

引退会見後は、ファン・サポーターに向けたイベントに参加。かつてのチームメイトが駆けつけた。写真:小林健志

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 梁と言えば、サポーターが肩を組んで左右に揺れる「リャンダンス」による応援がお馴染となっているが、「あのダンスは特別なものでした。ピッチ上から聞く時は幸せを感じましたし、もっとやらなきゃと思って、サポーターに成長させてもらいましたね。『あれ(リャンダンス)は身体にこたえるんだよ』とサポーターの方から言われたこともありましたが、本当にありがとうございました」とサポーターの身体を張っての応援に最大限の感謝を述べていた。

 気になる今後についてだが、「はっきり申し上げられないのですが、クラブの方とこれからについて話している段階です」と、仙台と今後どんな形でセカンドキャリアをスタートさせるか話し合いをしているという。

「サッカーには関わりたいと思っていて、いろいろ模索しています。自分も学びながら進んでいきたい」と何らかの形でサッカーに携わろうとしている。

 これからの仙台に託したいものを問われると、「クラブの目標としてはJ1昇格ですが、そういうなかでこのクラブ、この街、このサポータ-が好きで、長くやりたいという選手が一人でも多く出てきてくれたら嬉しいです。選手もクラブも成長する姿が見たいですね」と、自らと同じく、長年にわたって仙台を支える選手が現われることを願っていた。
 
 最後に、長きにわたり共にプレーした戦友、富田晋伍クラブコーディネーターがサプライズで登場すると、「おお、ありがとう」と笑顔で花束を受け取った。

 さらに会見後に仙台市内のショッピングモール前で行なわれたトークイベントでは、富田CCに加え、永井篤志ジュニア監督、菅井直樹アカデミースカウト、差波優人スクールコーチ、そして現在J2山口でプレーしているGK関憲太郎といったかつてのチームメイトもサプライズで駆けつけると、梁は顔をほころばせた。

 現役生活20年、選手として全てを出し切り、引退の時を迎え、晴れやかな笑顔を見せた梁。今後どんな形で、仙台、そしてサッカーに関わるのか、とても楽しみだ。

取材・文●小林健志(フリーライター)

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