バスの中で見ていたルヴァン杯決勝
前期はほぼアビスパで過ごし、後期は福岡大メインでリーグ戦に臨んだ。そのなかで10月の第19回アジア競技大会にU-22日本代表の一員として出場。初めて日の丸を背負ってプレーし、グループリーグ第2戦以外、決勝まですべての試合に出場。韓国との決勝戦ではスタメン出場を果たした。
だが、この大会のU-22日本代表は大学生が多かったのも事実で、まだパリ五輪を目ざすチームの中核ポジションまでには至っていないことは誰よりも理解している。
「まだ胸を張って代表と言えるレベルではないと感じたので、大学とプロでさらに成長をして選ばれるようにしたいと思った」
悔しさを胸に帰国し、そこからは大学サッカーに専念。そして11月4日に行なわれたルヴァン杯決勝の福岡対浦和レッズは、九州大学リーグ1部の第20節、アウェーの日本文理大戦に出場して勝利をした後、福岡に戻るバスの中で見ていた。
「もちろん勝って欲しいという気持ちでしたが、どこかでこの舞台に自分がいない悔しさもありました」
一時期はレギュラーポジションを取っているだけに、自分にもこの舞台に立てる可能性はあった。そう思うと悔しさがこみ上げてくるのも無理はなかった。
「初タイトルを掴み取る場に立てなかった悔しさだけじゃなく、これからタイトルを掴んだクラブに行くという責任感、来年以降は自分の手でタイトルを取らないといけないという覚悟が芽生えました」
だが、この大会のU-22日本代表は大学生が多かったのも事実で、まだパリ五輪を目ざすチームの中核ポジションまでには至っていないことは誰よりも理解している。
「まだ胸を張って代表と言えるレベルではないと感じたので、大学とプロでさらに成長をして選ばれるようにしたいと思った」
悔しさを胸に帰国し、そこからは大学サッカーに専念。そして11月4日に行なわれたルヴァン杯決勝の福岡対浦和レッズは、九州大学リーグ1部の第20節、アウェーの日本文理大戦に出場して勝利をした後、福岡に戻るバスの中で見ていた。
「もちろん勝って欲しいという気持ちでしたが、どこかでこの舞台に自分がいない悔しさもありました」
一時期はレギュラーポジションを取っているだけに、自分にもこの舞台に立てる可能性はあった。そう思うと悔しさがこみ上げてくるのも無理はなかった。
「初タイトルを掴み取る場に立てなかった悔しさだけじゃなく、これからタイトルを掴んだクラブに行くという責任感、来年以降は自分の手でタイトルを取らないといけないという覚悟が芽生えました」
大学サッカーでのタイトルは、リーグ優勝のみで終わってしまったが、来年は福岡でクラブ2個目のタイトルを掴む、さらにパリ五輪を目ざすU-23日本代表の主軸へ名乗りを上げることが重見の至上命題となった。
「大学サッカーが終わってしまう寂しさはありますが、素晴らしい4年間を送らせてもらったことに対する恩返しをこれからしていきたいと思います」
そう語る重見の右手には、試合中にしているヘアバンドがあった。「これ、祐也さんにもらったんです」と嬉しそうに語ったように、福岡のエースでヘアバンドがトレードマークになっている山岸祐也からもらった『山ピースヘアバンド』を大切に使っている。
山岸を真似たわけではなく、「高校時代からヘアバンドをしたいなと思っていたけど、大学1年生までは怒られると思ってできなかった」と口にしたように、大学2年生から念願叶ってヘアバンドをつけてプレーするようになり、今では自分にとって大事なルーティーンになった。
「祐也さんから『ヘアバンドつけているなら、これをあげるよ』と言われていただいてから、ずっとつけさせてもらっています。祐也さんにあやかっています」
福岡のエースからもらったヘアバンドとともにプロの世界へ。重見は1年目からチームを牽引するつもりで、星が1つ刻まれたアビスパのユニフォームに袖を通す。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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