役割を果たせる選手は必ずいる
いわゆる“バイエルンブロック”が代表チームの鍵になるというのがドイツにおける不文律だったが、ここ数年バイエルンのDFラインにドイツ人選手はほとんどいない。
ドルトムントにはマッツ・フンメルスとニコラス・ジューレがいるが、ニコ・シュロッターベック、マルクス・ヴォルフ、エムレ・ジャンの3人はナーゲルスマンの構想外に近い。
現在、ブンデスリーガの首位を走るレバークーゼンの守備陣を見ても、ヨナタン・ターとロベルト・アンドリヒの2人以外は外国人選手で固められている。
もっとも、ドイツ守備陣のタレント不足はクラブの責任ではない。トップクラブのレギュラーだけで構成されている代表チームの方が少ないのだ。11月の代表シリーズで対戦したトルコにしても、オーストリアにしてもそうだ。そこに人材難の答を求めるのはよくない。
たとえば、オーストリアの左サイドバック、フィリップ・ムウェネはマインツ所属。ブンデスリーガ16位のクラブで今季、4試合にしか出場していない29歳だ。ドイツ戦で1ゴールを決めたマルセル・ザビツァーはドルトムントで、クリストフ・バウムガルトナーはライプツィヒで不動のレギュラーではない。だが、代表ではそれぞれ重要な働きを見せている。
ドルトムントにはマッツ・フンメルスとニコラス・ジューレがいるが、ニコ・シュロッターベック、マルクス・ヴォルフ、エムレ・ジャンの3人はナーゲルスマンの構想外に近い。
現在、ブンデスリーガの首位を走るレバークーゼンの守備陣を見ても、ヨナタン・ターとロベルト・アンドリヒの2人以外は外国人選手で固められている。
もっとも、ドイツ守備陣のタレント不足はクラブの責任ではない。トップクラブのレギュラーだけで構成されている代表チームの方が少ないのだ。11月の代表シリーズで対戦したトルコにしても、オーストリアにしてもそうだ。そこに人材難の答を求めるのはよくない。
たとえば、オーストリアの左サイドバック、フィリップ・ムウェネはマインツ所属。ブンデスリーガ16位のクラブで今季、4試合にしか出場していない29歳だ。ドイツ戦で1ゴールを決めたマルセル・ザビツァーはドルトムントで、クリストフ・バウムガルトナーはライプツィヒで不動のレギュラーではない。だが、代表ではそれぞれ重要な働きを見せている。
チャンピオンズリーグ出場クラブに所属していなくとも、しっかりと見渡せば、やるべき役割を果たせる選手はドイツにも必ずいるのだ。候補者を羅列してみよう。
ホッフェンハイム:MFアントン・シュタッハ(25歳)、デニス・ガイガー(25歳)
フランクフルト:DFロビン・コッホ(27歳)
フライブルク:MFニコラス・へフラー(33歳)、マキシミリアン・エッゲシュタイン(27歳)、ヤニク・カイテル(23歳)、メルリン・レール(21歳)、DFマティアス・ギンター(29歳)
ボルシアMG:MFユリアン・ヴァイグル(28歳)、ロッコ・ライツ(21歳)
アウクスブルク:MFニクラス・ドルシュ(25歳)、アルネ・マイアー(24歳)
ヴォルフスブルク:MFリドル・バク(25歳)、DFモーリッツ・イェンツ(24歳)
ブレーメン:DFニクラス・シュタルク(28歳)、アモス・ピーパー(25歳)
ウニオン・ベルリン:MFヤニク・ハベラー(29歳)、ラニ・ケディラ(29歳)、ロビン・クノヘ(31歳)
シュツットガルト:MFアタカン・カラゾル(27歳)、アンゲロ・シュティラー(22歳)、DFヴァルデマール・アントン(27歳)、ヨシャ・ヴァグノマン(今月11日で23歳)
なかでもリーグで上位につけるシュツットガルトのアントン、カラゾル、シュティラー、フランクフルトのコッホ、フライブルクのへフラー、ギンター、エッゲシュタイン、ボルシアMGのヴァイグルは、チームのために力を発揮できる選手たちではないだろうか。
ナーゲルスマンはオーストリア戦後、「才能ある選手のことを話してきたが、その割合を変えることが必要かもしれない。1、2人のタレントを外して、その代わりにハードワークができる選手を入れる。そうしなければならないかもしれない」と話していた。
スター選手のアンサンブルを夢見ている場合ではない。
取材・文●中野吉之伴
ホッフェンハイム:MFアントン・シュタッハ(25歳)、デニス・ガイガー(25歳)
フランクフルト:DFロビン・コッホ(27歳)
フライブルク:MFニコラス・へフラー(33歳)、マキシミリアン・エッゲシュタイン(27歳)、ヤニク・カイテル(23歳)、メルリン・レール(21歳)、DFマティアス・ギンター(29歳)
ボルシアMG:MFユリアン・ヴァイグル(28歳)、ロッコ・ライツ(21歳)
アウクスブルク:MFニクラス・ドルシュ(25歳)、アルネ・マイアー(24歳)
ヴォルフスブルク:MFリドル・バク(25歳)、DFモーリッツ・イェンツ(24歳)
ブレーメン:DFニクラス・シュタルク(28歳)、アモス・ピーパー(25歳)
ウニオン・ベルリン:MFヤニク・ハベラー(29歳)、ラニ・ケディラ(29歳)、ロビン・クノヘ(31歳)
シュツットガルト:MFアタカン・カラゾル(27歳)、アンゲロ・シュティラー(22歳)、DFヴァルデマール・アントン(27歳)、ヨシャ・ヴァグノマン(今月11日で23歳)
なかでもリーグで上位につけるシュツットガルトのアントン、カラゾル、シュティラー、フランクフルトのコッホ、フライブルクのへフラー、ギンター、エッゲシュタイン、ボルシアMGのヴァイグルは、チームのために力を発揮できる選手たちではないだろうか。
ナーゲルスマンはオーストリア戦後、「才能ある選手のことを話してきたが、その割合を変えることが必要かもしれない。1、2人のタレントを外して、その代わりにハードワークができる選手を入れる。そうしなければならないかもしれない」と話していた。
スター選手のアンサンブルを夢見ている場合ではない。
取材・文●中野吉之伴