「質の高いクロスを上げれば終わりの話。できていないのが不甲斐ない」三笘薫がチェルシー戦後に語った“現状”。気になるコンディションは「もう大丈夫、問題ないです」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2023年12月06日
「リスク管理のところをおろそかにしたと思います」
だが残念ながら、三笘が大事と話した“次の1点”はチェルシーに渡ってしまう。三笘がピッチに送り込まれたわずか4分後。カウンターからチェルシーが手薄になったブライトン守備陣を急襲したところに、ジェームズ・ミルナーがミハイロ・ムドリクを不用意なファウルで倒してPKを献上。結果的に致命的となる3点目を喫した。
この場面について、「ちょっと前向きに行き過ぎた。そこのリスク管理のところをおろそかにしたと思います」と三笘は悔しがった。
その後は数的不利だった状況もあり、守備に専念し続けたチェルシーに対し、アルビオン(シーガルズと並ぶブライトンの愛称)は、左サイドの三笘と中央に入ったジョアン・ペドロにボールを集めて、ゴールを目指した。
三笘は対峙したディサシ、さらに後半途中から守備要員として送り込まれたイアン・マートセンに再三仕掛け続けたが、数をかけた敵の守備を崩せなかった。
左サイドを上がっては中央へ向けてラストパスを入れ続けたのだが、この日のパス精度はいかんせん低すぎた。そのため決定機はまるで生まれず、時間ばかりが過ぎていく。
「1対1のところは行くようにしましたけど、1対2になった時に、ちょっと判断悪くなったところもありました。もう少し、配置とか見ながらやってもよかったと思います」
「僕が仕掛けて、あの深くまで行って、質の高いクロスを上げれば終わりの話。そこはできていない状態っていうのは不甲斐ないですし。僕ら(攻撃陣)の責任だと思います」
この場面について、「ちょっと前向きに行き過ぎた。そこのリスク管理のところをおろそかにしたと思います」と三笘は悔しがった。
その後は数的不利だった状況もあり、守備に専念し続けたチェルシーに対し、アルビオン(シーガルズと並ぶブライトンの愛称)は、左サイドの三笘と中央に入ったジョアン・ペドロにボールを集めて、ゴールを目指した。
三笘は対峙したディサシ、さらに後半途中から守備要員として送り込まれたイアン・マートセンに再三仕掛け続けたが、数をかけた敵の守備を崩せなかった。
左サイドを上がっては中央へ向けてラストパスを入れ続けたのだが、この日のパス精度はいかんせん低すぎた。そのため決定機はまるで生まれず、時間ばかりが過ぎていく。
「1対1のところは行くようにしましたけど、1対2になった時に、ちょっと判断悪くなったところもありました。もう少し、配置とか見ながらやってもよかったと思います」
「僕が仕掛けて、あの深くまで行って、質の高いクロスを上げれば終わりの話。そこはできていない状態っていうのは不甲斐ないですし。僕ら(攻撃陣)の責任だと思います」
反省の弁ばかりが目立ったわけだが、それでも、週中の11月30日に行われたヨーロッパリーグのAEKアテネ戦の時よりは、格段と動きがシャープになっていたことは付け加えておきたい。先発した同試合では、チームが終始押され続けたこともあったものの、三笘の良さが表れた場面はほぼ皆無だった。
翻ってこのチェルシー戦では、好調時からはまだほど遠いとはいえ、光明は見えた気がした。本人も「試合に出るとコンディションは良かったんで、もっと、もっと、行こうと思ってましたけど、なかなか35分ぐらい、40分ぐらいのプレータイムで、実力が出せなかったです」と話している。
痛めていた右ハムストリングについても「もう大丈夫、問題ないです」と心強い言葉を聞くことができた。
今後も12月は連戦が続く。昨季、三笘がスターダムへと一気に成りあがったのが、ワールドカップから戻ったあたりで、ちょうど去年のこの時期だった。復調の兆しを見せてくれた三笘は、果たして、昨シーズン同様の輝きを見せることができるのか?そして、低調なパフォーマンスの続くチームを勝利の道へと導けるのだろうか。
早速、今晩のブレントフォード戦が楽しみだ。
取材・文●松澤浩三
「本来の調子からはほど遠い」戦線復帰した三笘薫の状態にブライトン番記者は懸念「しばらく極上の質を証明できていないが...」【現地発】
翻ってこのチェルシー戦では、好調時からはまだほど遠いとはいえ、光明は見えた気がした。本人も「試合に出るとコンディションは良かったんで、もっと、もっと、行こうと思ってましたけど、なかなか35分ぐらい、40分ぐらいのプレータイムで、実力が出せなかったです」と話している。
痛めていた右ハムストリングについても「もう大丈夫、問題ないです」と心強い言葉を聞くことができた。
今後も12月は連戦が続く。昨季、三笘がスターダムへと一気に成りあがったのが、ワールドカップから戻ったあたりで、ちょうど去年のこの時期だった。復調の兆しを見せてくれた三笘は、果たして、昨シーズン同様の輝きを見せることができるのか?そして、低調なパフォーマンスの続くチームを勝利の道へと導けるのだろうか。
早速、今晩のブレントフォード戦が楽しみだ。
取材・文●松澤浩三
「本来の調子からはほど遠い」戦線復帰した三笘薫の状態にブライトン番記者は懸念「しばらく極上の質を証明できていないが...」【現地発】