徳島内定MF高田優は“独特の間”で敵を翻弄。「めちゃくちゃ華やかでカッコ良い」静学10番の系譜を継ぐ超技巧派が、逆転優勝に望みつなぐ決勝弾
カテゴリ:高校・ユース・その他
2023年12月01日
「もっと成長できる余地はある」
その準備は最高の形で結実する。90+7分にMF天野太陽が同点弾を挙げると、90+9分に右サイドを突破したMF田嶋旦陽から高田はペナルティエリア右外でパスを受けて、中へ鋭くターンして顔を上げた。
「ゴール前に神田が入って行く動きに相手がめちゃくちゃ釣られていた。目の前がポッカリと空いていて、シュートコースがはっきりと見えた」と、切り返しから得意の左足インフロントで巻くシュートを放つと、ボールは鮮やかな弧を描いてゴール左隅に突き刺さった。
「蹴った瞬間に入ったなと分かりました」と、本人も納得する会心の逆転弾。優勝戦線にギリギリで踏みとどまる貴重な勝点3をチームにもたらした。
「ボールを持ってからのプレーは自分のストロングだと思いますが、それだけじゃダメ。ボールを持っていないところでの裏の動きだったり、ボールの引き出し方だったり、もっと成長できる余地はあると思います。球際だったり、ハードワークだったり、そういう部分は自分の課題なので、どっちも前向きに取り組んでいきたい」
「ゴール前に神田が入って行く動きに相手がめちゃくちゃ釣られていた。目の前がポッカリと空いていて、シュートコースがはっきりと見えた」と、切り返しから得意の左足インフロントで巻くシュートを放つと、ボールは鮮やかな弧を描いてゴール左隅に突き刺さった。
「蹴った瞬間に入ったなと分かりました」と、本人も納得する会心の逆転弾。優勝戦線にギリギリで踏みとどまる貴重な勝点3をチームにもたらした。
「ボールを持ってからのプレーは自分のストロングだと思いますが、それだけじゃダメ。ボールを持っていないところでの裏の動きだったり、ボールの引き出し方だったり、もっと成長できる余地はあると思います。球際だったり、ハードワークだったり、そういう部分は自分の課題なので、どっちも前向きに取り組んでいきたい」
試合後、自らのことをそう語る高田は、卒業後に徳島でプロキャリアをスタートさせる。
「静学の10番はめちゃくちゃ華やかで、観客を沸かせるようなプレーをする、すごくカッコ良い存在。僕は古川選手や高橋選手ほどスーパーではないので、力を抜いて周りを見て、味方を使いながら相手をいなして、リズムを作るという武器を前面に出して、高校最後のプレミア、選手権の舞台に挑みたいと思います」
静学の10番として、プロ内定選手として、持ち味である独特の間を、2位・ヴィッセル神戸U-18とのプレミア最終戦と、選手権の舞台で存分に示すべく、モチベーションはさらなる高まりを見せている。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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東京から静学→高卒プロ。守護神・中村圭佑は、尊敬する南雄太と同じ道をいく。選手権出場に気合十分
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静学の10番として、プロ内定選手として、持ち味である独特の間を、2位・ヴィッセル神戸U-18とのプレミア最終戦と、選手権の舞台で存分に示すべく、モチベーションはさらなる高まりを見せている。
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