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金田喜稔がシリア戦を斬る!「久保は得点だけでなく、味方を活かすプレーも光っていた。パリ五輪世代が存在感を発揮するなど好材料が多かった」

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2023年11月22日

アンダー世代からの台頭にも期待

パリ五輪世代のGK鈴木(右)。ゴール前で存在感を発揮し、シリアを無失点に抑えた。(C)Getty Images

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 守備陣に目を向けると、冨安と谷口は安定感が際立っていたし、菅原は強烈なシュートを決めて、伊藤はチーム2点目に繋がるクロスを上げた。

 ゴールキーパーの鈴木も存在感を発揮していた。ハイボール処理やビルドアップにミスがなく、良いアピールになったと思う。日本代表にとっての好材料が多かったよね。

 一方で少しだけ心配なのは、今夏に加入したリバプールでは出場機会が限られている遠藤の今後のコンディションだ。かつて南野もそうだったけど、試合から遠ざかってしまうと、心身のコンディションは落とさないように努められたとしても、ゲームコンディションは出続けないと調整が難しい。自チームでアピールできるかが大事になるね。
 
 これで6月のエルサルバドル戦から8連勝。来年の元旦にタイ戦を控えているけど、ドイツやトルコなどにも勝利し、良い流れのまま迎えられる来年1月のアジアカップは、前回大会より期待値が高い。絶対に勝てるという保証はないけれど、優勝してほしいし、少なくとも内容はどのチームよりも上回ってほしい。

 26年北中米ワールドカップのアジア出場枠は「8.5」に拡大されるから、多くの怪我人が出るなど、よほどのアクシデントがなければ、今の日本代表の力なら十分に出場権を確保できるだろうね。
 
 それにワールドカップまで、まだあと2年半ほどあるから、U-22日本代表などからどれだけの突き上げがあるか。2000年のシドニーオリンピックで活躍し、2002年の日韓ワールドカップでも躍動した小野らのように、アンダー世代からの台頭にも期待したい。

【著者プロフィール】
金田喜稔(かねだ・のぶとし)/1958年2月16日生まれ、65歳。広島県出身。現役時代はドリブルの名手として知られ、中央大在学中の1977年6月の韓国戦で日本代表デビューを飾り、代表初ゴールも記録。『19歳119日』で記録したこのゴールは、現在もなお破られていない歴代最年少得点である。その後は日産自動車(現・横浜)でプレーし、1991年に現役を引退。Jリーグ開幕以降はサッカーコメンテーター、解説者として活躍している。

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