• トップ
  • ニュース一覧
  • なぜブラジルの名門サントスは日本をオマージュするユニホームを作ったのか。“鯉”が描かれたシャツは予約殺到の人気ぶり【現地発】

なぜブラジルの名門サントスは日本をオマージュするユニホームを作ったのか。“鯉”が描かれたシャツは予約殺到の人気ぶり【現地発】

カテゴリ:ワールド

リカルド・セティオン

2023年11月20日

なぜ鯉のデザインなのか

 さて肝心のユニホームだが、ダークブルーを基調にしたデザインは、一見サムライブルーにも似ている。よく見ると全体に赤いシルエットの鯉と波が描かれている。
 
 なぜ鯉なのかというと、日本で鯉は忍耐力、強さ、決意を表わすからという理由と、もう一つ港町にあるサントスのニックネームが『Peixe』(ペイシェ。魚の意)だからだ。
【動画】“鯉”のデザインが斬新!日本をオマージュしたサントスのユニホームが渋谷に出現
 
 10月の試合でお披露目されたこのユニホームは、値段は250レアル(約7500円)とブラジルでは決して安くなかったが、初回生産の5万枚が予約でほぼ埋まるという人気ぶりだった。

 サントスは順位だけでなく財政的にも難しい時期にある。ユニホームの売り上げは微々たるものだろうが、この強さを表わすという鯉のユニホームが上昇のきっかけになってくれればと願ってやまない。

文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子

【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。

「これがコリンチャンスです。」ブラジルの名門が発表した“日本語ぎっしりユニ”に予約殺到! なぜ斬新デザインが人気なのか【現地発】
 
【関連記事】
「これがコリンチャンスです。」ブラジルの名門が発表した“日本語ぎっしりユニ”に予約殺到! なぜ斬新デザインが人気なのか【現地発】
「俺はもうサッカーは一切見ない」中田英寿が指摘する現代フットボールの問題点「分かっていない人が多い」
日本代表の公式ショップで訊いた!ユニホームの売上トップは? 人気選手が不在でも、まさかの...
「かなり芸術性が高いぞ!」なでしこジャパンの“斬新桃色ユニホーム”を英BBCがイジり倒す!「パジャマなの?」「リサの攻撃参加が増えた」
「唯一ユニホームを買った」内田篤人推しのなでしこ戦士は? 中学時代のエピソードも明かす「グイグイいく派じゃないんですけど...」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ