• トップ
  • ニュース一覧
  • 「今のタイはJ開幕当時のような勢い」引退した元大宮MFの橋本早十が東南アジアでの経験、自身の未来を語る

「今のタイはJ開幕当時のような勢い」引退した元大宮MFの橋本早十が東南アジアでの経験、自身の未来を語る

カテゴリ:Jリーグ

郡司 聡

2016年02月26日

タイは今後、日本代表の脅威にもなり得る存在。

大宮退団後はタイ、マレーシアで1シーズンずつプレー。助っ人として熾烈な競争も経験した。

画像を見る

―——タイとマレーシアのサッカー熱はいかがでしたか?
 
 タイのほうが盛り上がっていましたが、マレーシアも含めて東南アジアのサッカー熱は全体的に盛り上がっていると思います。試合によっては2万人の観衆が入る試合もありました。徐々にレベルが上がっていて、いずれは日本のライバルになっていくのかなと思いました。
 
―——外国籍選手の出場枠争いもライバルが多かったのでしょうか?
 
 タイのチョンブリでは7人の外国籍選手がいました。当時の出場枠は3選手+アジア枠1。そしてベンチにひとり。7選手のうち、2選手は試合に絡めません。助っ人は出場して当たり前ですが、助っ人の出場枠争いは熾烈でした。デカい、速い、巧い、クオリティの高い選手がゴロゴロいました。連戦の時はターンオーバーがありましたが、メンバーは監督が決めることで、試合によって起用される選手は代わりました。でもチームにとって必要な選手はずっと出ていました。
 
―——試合に出るために、どんなアピールをしていたのですか?
 
 チームのなかで年齢も上のほうでしたので、経験やキック、プレースキックの精度をアピールしていました。ただ、周りの選手が動いてほしいところに動いてくれないとか、意思疎通のズレがありました。
 
 タイやマレーシアはサッカーの知識でも発展途上の国でしたので、チームのレベルを上げることを目標にしていましたが、そのなかで言葉の壁にぶつかることもありました。僕は試合中に感じたことをその場で伝えることが良いと思っていましたが、タイは英語を話せない選手もいましたので、そこは結構苦しかったです。
 
 一方でマレーシアは基本的に英語を話せますし、英語の上達につながりました。ただ英語が話せるようになったというよりは、外国人に対する壁がなくなったのかなと感じます。
 
―——先ほどもお話されたように、タイやマレーシアなどサッカー発展途上国のポテンシャルを感じることもあったのですね。
 
 今後はかなり脅威になってくると思います。タイは日本人監督や日本人選手もたくさん来ていますし、経済も潤っています。日本で言うところのJリーグができた当時のような勢いを感じます。
 
 能力的には良い選手が多いですし、戦い方や経験値、そういうものを伝えられる外国人監督がいて、経験豊富な外国籍選手が数多くプレーしています。戦術理解度はまだまだこれからだと思いますが、成長の速度は速いと思います。
 
 攻撃が好きな選手が多いですし、攻撃力に魅力を感じます。特にタイの選手はシュートがうまいですよ。セパタクローという競技が普及しているからなのか、アクロバティックなゴールを決めてくる。化ける可能性は大いにあると思います。
 
【関連記事】
【J1順位予想|解説者編①】福田、三浦、福西の3氏は「G大阪」推し。鹿島OBの中田氏は…
【横浜】不惑まで突っ走る! 38歳の中澤佑二が第一線で輝き続ける理由
【水戸】新天地の得点力を大きく左右する33歳のレフティは、古巣・清水との対戦を待ちわびる
【J1】開幕直前チェック 大宮編|パスサッカーはおおむね機能。強豪との序盤戦が試金石に
【大宮】黒川淳史――ミスからファウル、警告も… それでも漂わせた“大物”の予感

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ