「ペンギンユニホームは昔から憧れ」攻撃センス溢れる遠野10番ボランチ昆野翔太は、守備も絶対に手を抜かず「みんなのお手本にならないといけない」
カテゴリ:高校・ユース・その他
2023年11月02日
決勝戦に向けて万全の準備
「小さい頃は本当にいろいろなことを教えてもらいましたし、遠野のペンギンユニホームは中学校から着始めたのですが、ずっと昔から憧れて見ていましたし、実際に高校で10番を背負うようになってからは、その重みを感じています。
今年の合同練習は全員が僕らより年下になって、みんなのお手本にならないといけない。そのためにはプレーで示さないといけないので、攻撃的なプレーだけではなく、守備的なプレーで献身性もしっかりと見せたいと思っています」
この思いが、昆野を心身ともにさらに成長させているのは間違いない。卒業後は大学サッカー界の強豪大学に進むことが決まっているが、そこで4年後、プロになるために努力する前に、高校最後の選手権に出場し、全国大会で勇姿を見せるべく、11月5日の専大北上高との決勝戦に向けて万全の準備をしている。
今年の合同練習は全員が僕らより年下になって、みんなのお手本にならないといけない。そのためにはプレーで示さないといけないので、攻撃的なプレーだけではなく、守備的なプレーで献身性もしっかりと見せたいと思っています」
この思いが、昆野を心身ともにさらに成長させているのは間違いない。卒業後は大学サッカー界の強豪大学に進むことが決まっているが、そこで4年後、プロになるために努力する前に、高校最後の選手権に出場し、全国大会で勇姿を見せるべく、11月5日の専大北上高との決勝戦に向けて万全の準備をしている。
「最後の選手権にかける思いは強いし、経験値はこのチームの中で誰よりも積んできているので、それをすべてチームに還元したい。『僕が勝たせる』というより、仲間に託しながらも、それを全力でサポートして調和させることが僕の役割で、勝利のためには重要なことだと思っているので、決勝でもその思いをしっかりと表現したい」
小さい頃から切磋琢磨してきた仲間たちとともに、憧れの目で見てくれている遠野市の子どもたちとともに。伝統と未来を提げて、背番号10は覚悟のピッチに立つ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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