【J1】開幕直前チェック 仙台編|前線からのハイプレスで5位以内を狙う!

カテゴリ:Jリーグ

板垣晴朗

2016年02月24日

運動量を維持し、選手層に厚みを持たせられれば、ミッションの達成も夢ではない。

近年負傷に悩んだウイルソン(中央)が、開幕前に調子を上げているのは好材料だ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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【今季の目標達成へのポイント】
 
 仙台が設定した今季の目標は、トップ5入り。これを達成するには、メリハリと選手層がポイントになる。
 
 仙台の組織は、運動量があってこそ機能させられる。ドイツ・ブンデスリーガでも走力の高いボルシアMGの戦いを参考にしつつ体力強化をはかっているが、Jリーグでそのスタイルを成り立たせるには、前述の二点がなければ通年では厳しい。
 
 まずは、メリハリの部分。守備で最優先する高い位置からのプレッシャーを90分間持続できれば問題はない。しかし、夏場や連戦のようにそれが厳しいときは、割り切って低い位置でブロックを構築することも必要。「それぞれの場合でのリスク管理を徹底するため、連係をさらに深めることが不可欠」と新戦力の平岡も理解している。
 
 そして、選手層の部分。上位クラブに比べると不利な要素だが、体力的に厳しい時には多くの戦力をやりくりできるようにしなければならない。「昨季以上に選手を入れ替えることも増える」と指揮官も明言する。
 
 その意味で言えば、まずは負傷者の復帰が望まれる。昨季に経験を積んだ二見、キム・ミンテ、R・ロペスがキャンプで別メニューなのは痛手だ。
 
 一方、近年負傷に悩んだウイルソンが、今季は開幕前に調子を上げている。昨年はナビスコカップで活躍した選手を上手くリーグ戦に引き上げることができた。カップ戦やサテライトをうまく活用し、若手にブレイクスルーを果たす選手が複数出れば、高く設定したミッションの達成も夢ではない。
 
文:板垣晴朗(フリーランスライター)
 
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