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【風間八宏の育成改革1】中学生らが大学生に勝てた理由。年齢、性別を問わない“スペトレ”は突飛だけど面白すぎる

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2023年10月25日

ピッチでは興味深い変化も

多くの発見があった今回の活動。選手たちの変化も見て取れた。(C)cerezo osaka sports club

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 さらに練習試合では興味深い化学反応も見て取れた。

 スペトレに馴染んでいるC大阪アカデミーの選手たちが互いを触発しながら、良いプレーを増やしていく様子は予想の範囲内だろう。ただ、相手の関西大のプレークオリティも徐々に上がったように見えたのだ。風間氏も頷く。

「ビックリしたのは関西大学の選手も試合のなかでどんどん上手くなっていったこと。どんどん良い崩しも増えていった。どちらかがボールを大事したら、相手も大事にする。そうするとお互いに面白いサッカーになる。

 だからスペトレは相手チームにも影響を与えるのだと思う。なんでかというと、大学生が普段相手にしているのは同じくらいの年齢や同じ学校の選手が多い。でもスペトレでは中学生なのに思ったより速いなとか発見があったり、どんな選手か分からない状況で考えながらプレーできる。そういう面でスペシャルな影響があるということだよね」

 スペトレはまだ草の根の活動と言えるのかもしれない。しかし、こうした、若いタレントたちに刺激を与える取り組みは、きっと今後のサッカー界に影響をもたらすはずである。
 
 実際に小学校5年生の坂口勘太、4本目に3得点を挙げた中学3年生の塩尻哲平、ガールズU-18に所属する高校3年生の中田昌那らピッチの上で存在感を放つタレントも多く見られた。

 そして今年12月には、スペトレの“全国大会”を開催する案も進められているという。

 それこそ、1チームの人数構成の規定を設けながら(小学生、中学生、高校生をなん人ずつなど)、世代や性別を越えた様々な参加チームを全国から募り、C大阪のスペトレチームを含めた大会を行なうというもの。

 決勝戦などでは、各参加クラブの目ぼしい選手を集めた選抜チームと、C大阪アカデミーの選抜チームで対戦しても面白いと、風間氏は様々な構想を練っている。

 初めて話を聞くと、突飛すぎると感じる人もいるのかもしれない。それでもこうしたチャレンジが、新たなサッカー文化を作っていくことは間違いない。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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