AZを視察してきた代表スタッフのアイデアがついに――
今年に入ってからAZのパスカル・ヤンセン監督は、チームの基本システムを4-3-3にほぼ固定し、菅原は右サイドバック専念している。しかしそれまでの3年半、菅原はアルネ・スロット前監督(現フェイエノールト)、ヤンセン監督によって頻繁に4-3-3の右ウイング、3-6-1の右ウイングバックのポジションで起用されていた。
それゆえ、チュニジア相手に日本が2-0でリードしていた80分、久保建英に代わって右SB橋岡大樹が投入され、菅原が右ウイングのポジションに移ったシーンには、森保一監督を筆頭に日本代表のテクニカルスタッフがAZを視察しながら長らく温めてきたアイデアをここで使ってきたのだ――と私は解釈した。
ヘーレンフェーン戦直後、菅原はチュニジア戦終盤のコンバートについてこう振り返った。
「試合の最後にクリーンシートを保ちながら、もう1点取りに行く場面で僕が(右ウイングに)使われた意図を最大限理解してプレーしたつもりです。ファーストディフェンダーとしての役割もそう。深い位置でディフェンスしてクロスを上げさせなかったり、プレスバックしたりすることは、AZでもやってきました。自分に何が必要とされているかを考えてプレーできたと思います。本当に身体はキツかった。それでも最後まで走り切れたので、個人としては良かったです」
それゆえ、チュニジア相手に日本が2-0でリードしていた80分、久保建英に代わって右SB橋岡大樹が投入され、菅原が右ウイングのポジションに移ったシーンには、森保一監督を筆頭に日本代表のテクニカルスタッフがAZを視察しながら長らく温めてきたアイデアをここで使ってきたのだ――と私は解釈した。
ヘーレンフェーン戦直後、菅原はチュニジア戦終盤のコンバートについてこう振り返った。
「試合の最後にクリーンシートを保ちながら、もう1点取りに行く場面で僕が(右ウイングに)使われた意図を最大限理解してプレーしたつもりです。ファーストディフェンダーとしての役割もそう。深い位置でディフェンスしてクロスを上げさせなかったり、プレスバックしたりすることは、AZでもやってきました。自分に何が必要とされているかを考えてプレーできたと思います。本当に身体はキツかった。それでも最後まで走り切れたので、個人としては良かったです」
この戦術的コンバートは、日本代表の練習で仕込むことなく「即興でやった」のだという。
「練習でやることはありませんでしたが、怪我人が出ていたのでその兼ね合いもあって、自分が右ウイングをやるという可能性は頭の片隅に入れていました。(事前には右ウイングの可能性を)言われてなかったです。別にウイングをやれと言われたらやるだけです。代表でこうやってポジションを与えてくれるだけで僕は光栄なので、何も考えず代表の勝利のためだけにプレーしただけです」
ワールドカップ予選、アジアカップを戦う日本代表にとって「逃げ切り時の右ウイング菅原」というオプションは有り。AZで菅原が積み上げてきた経験・実績が、代表チームの戦術に厚みを加えてくれた。
取材・文●中田 徹
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