ビッグクラブや名手たちとの数多の実りある戦いを経て
10月5日に行なわれたUEFAカンファレンスリーグ(UECL)で、AZ(オランダ)はポーランドの名門レギア・ワルシャワに1-0で勝利した。チームの完封勝利に貢献した右サイドバックの菅原由勢は、これで欧州カップ戦出場が46試合となり、パンテリス・ハツィディアコス(現カリアリ)の持つクラブ記録に並んだ。オランダ全国紙『アルヘメーン・ダッハブラット』のニック・コック記者が伝えると、菅原は「シリアス(マジで)⁉」と言って驚いた。
「そのことは本当に知りませんでした。まったく気にしてなかったんです。ともかくプレーすることだけに集中していました。とても名誉なことですね。たくさん欧州カップ戦でプレーする機会を与えてくれたAZに感謝しています」
ニックが菅原に「どの試合がベストゲームだったか?」と尋ねると「アントワープ戦」という答えが返ってきた。2019年8月、ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ進出にリーチをかけたプレーオフ。その初戦のホームゲームは、AZのスタジアムの屋根が崩落した影響によりエンスヘデで開催され1-1の引き分け。「そのインパクトも大きかった」と菅原は振り返る。
なにより白熱したのはブリュッセルでの第2レグだった。90分にFWステングスのゴールでAZが1-1に追いつくと、アディショナルタイムにアントワープのFWラムケル・ゼが立て続けに2枚のイエローカードをもらって退場。数的優位で延長戦に臨んだAZは3点を連取して4-1で勝った。
「そのことは本当に知りませんでした。まったく気にしてなかったんです。ともかくプレーすることだけに集中していました。とても名誉なことですね。たくさん欧州カップ戦でプレーする機会を与えてくれたAZに感謝しています」
ニックが菅原に「どの試合がベストゲームだったか?」と尋ねると「アントワープ戦」という答えが返ってきた。2019年8月、ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ進出にリーチをかけたプレーオフ。その初戦のホームゲームは、AZのスタジアムの屋根が崩落した影響によりエンスヘデで開催され1-1の引き分け。「そのインパクトも大きかった」と菅原は振り返る。
なにより白熱したのはブリュッセルでの第2レグだった。90分にFWステングスのゴールでAZが1-1に追いつくと、アディショナルタイムにアントワープのFWラムケル・ゼが立て続けに2枚のイエローカードをもらって退場。数的優位で延長戦に臨んだAZは3点を連取して4-1で勝った。
「アントワープ戦はクレイジーな試合でした。自分は当時『これが典型的なヨーロッパの試合なんだと思う』と言ったところ、チームメイトは『いや、違う。アントワープが特におかしいだけだ』と答えました」
帰りのバスの中で大喜びするチームメイトを見て、菅原はヨーロッパリーグ・グループステージに出ることの重みを知った。
「その後、マンチェスター・ユナイテッド(0-0、0-4)とも試合をしました。試合には負けました。だけどオールドトラフォードでプレーすることは僕にとって夢のひとつでした。彼らはレギュラー陣ではなくサブメンバー中心の布陣だったはずです。それでも彼らは本当に強いチームだった。試合が終わって『これがプレミアリーグのレベルなんだ。自分はまだまだやるべきことがたくさんある。もっと向上しないといけない』と思いました。当時の僕は19歳。ティーンエイジャーにとって重要な経験でした。今は23歳。歳をとりましたね(笑)」
帰りのバスの中で大喜びするチームメイトを見て、菅原はヨーロッパリーグ・グループステージに出ることの重みを知った。
「その後、マンチェスター・ユナイテッド(0-0、0-4)とも試合をしました。試合には負けました。だけどオールドトラフォードでプレーすることは僕にとって夢のひとつでした。彼らはレギュラー陣ではなくサブメンバー中心の布陣だったはずです。それでも彼らは本当に強いチームだった。試合が終わって『これがプレミアリーグのレベルなんだ。自分はまだまだやるべきことがたくさんある。もっと向上しないといけない』と思いました。当時の僕は19歳。ティーンエイジャーにとって重要な経験でした。今は23歳。歳をとりましたね(笑)」