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【EL現地レポート】香川がゴールに絡む2つのプレーで自信を取り戻す「気分的にちょっと楽になった」

カテゴリ:海外日本人

山口裕平

2016年02月19日

この試合で力みは和らぎ、今後はプレーも軽やかになるだろう。

香川にとって実りの多い試合は、ドルトムントにとっても大きかった。ホームで2点差完封勝利という最高の結果を持って来週、敵地に乗り込むことができる。 (C) Getty Images

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「ルーズボールというか、セカンドボールがハイになり、どう処理しようかなと思ったんですけど、相手も見合うかたちになっていたので、うまく身体を入れながら前を向けましたし、その後は落ち着いてボールをミキ(ムヒタリアン)に出せたと思います」
 
「その一連の流れは良かったし、自信に繋がるというか。今年に入って得点に絡めていなかったので、気分的にちょっと楽になっている自分がいました。やっぱり攻撃の選手にとって、得点(に絡む)というのは大きな意味をもたらしてくれるんだなというのを心身ともに感じました」
 
 こう振り返った香川。もちろん、自身でゴールを奪うことができれば最高だっただろう。この試合では、前後半でそれぞれ1度ずつそのチャンスがあったが、モノにすることはできなかった。
 
「前半に関しては力んだというか、そういうところで慌ててしまうというか、ちょっとなんか変に意識しているところがありました。無心で打てていない。後半に関しては、ただ単に疲れが出たというのが正直あります。ただ、決めるという強い気持ちを持っていかないといけないのかなと」
 
 今年に入ってから結果が出ておらず、さらに今月に入ってからの騒ぎで、焦る気持ちは香川のなかで募っていた。それゆえ、早く結果を残さなければという焦りが、自然とプレーをこわばらせてしまったのかもしれない。
 
 ただその力みも、この試合で少しは和らいだはずだ。次の試合では肩の荷が下りて、プレーは軽やかになっていくだろう。そうなれば、重要な場面で力を発揮することができるし、結果が出れば、さらに調子も上向いていく――。
 
 シーズンを終えて後半戦を振り返った時、この試合は香川が自信を取り戻すきっかけになっているはずだ。
 
現地取材・文:山口 裕平
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