カタールW杯を逃した悔しさ
とはいえ、現時点で一歩リードしているのが大迫敬介(広島)ではないか。3月の新体制移行後、6月のエルサルバドル戦、9月のドイツ戦、直近のカナダ戦と最も多く試合に出ており、指揮官や下田崇GKコーチの評価の高さが色濃く窺えるからだ。
ドイツ戦で序盤にビルドアップのミスを犯したり、カナダ戦でもアルフォンソ・デイビス(バイエルン)にPKを献上するなど、まだまだ粗さはあるものの、そこからの修正力や落ち着きが素晴らしい。
もともとセービングを含めた守備範囲の広さや、攻撃の起点になるプレーなどのストロングがあるが、それを強豪相手に出せるようになってきたのは、大きな前進と言えそうだ。
「『自分がこの代表を守っていく』というのは、以前からの目標ですけど、9月の活動を経て、さらに感覚的に高まった。自分の強みをどんどん出しながら結果を出したい」と大迫は気合を入れている。
2022年カタールW杯を逃した悔しさを晴らすためにも、ここで正守護神の座を掴み取らなければいけないと、本人も危機感を募らせているはず。
そういったマインドは、2019年のコパ・アメリカで初キャップを飾った10代の頃とはまったく違う。円熟味を増しつつある今の大迫は、非常に楽しみな存在である。
もう1人の小島は追加招集からのスタートとなる。東京五輪世代の彼は、大迫と一緒に2019年のコパ・アメリカに参戦。同年12月のE-1選手権にも帯同したが、出場機会を得られなかった。
その後、日の丸からは遠ざかっていたが、今季の新潟での安定感あるパフォーマンスが評価され、今回のメンバー入りとなった。
ドイツ戦で序盤にビルドアップのミスを犯したり、カナダ戦でもアルフォンソ・デイビス(バイエルン)にPKを献上するなど、まだまだ粗さはあるものの、そこからの修正力や落ち着きが素晴らしい。
もともとセービングを含めた守備範囲の広さや、攻撃の起点になるプレーなどのストロングがあるが、それを強豪相手に出せるようになってきたのは、大きな前進と言えそうだ。
「『自分がこの代表を守っていく』というのは、以前からの目標ですけど、9月の活動を経て、さらに感覚的に高まった。自分の強みをどんどん出しながら結果を出したい」と大迫は気合を入れている。
2022年カタールW杯を逃した悔しさを晴らすためにも、ここで正守護神の座を掴み取らなければいけないと、本人も危機感を募らせているはず。
そういったマインドは、2019年のコパ・アメリカで初キャップを飾った10代の頃とはまったく違う。円熟味を増しつつある今の大迫は、非常に楽しみな存在である。
もう1人の小島は追加招集からのスタートとなる。東京五輪世代の彼は、大迫と一緒に2019年のコパ・アメリカに参戦。同年12月のE-1選手権にも帯同したが、出場機会を得られなかった。
その後、日の丸からは遠ざかっていたが、今季の新潟での安定感あるパフォーマンスが評価され、今回のメンバー入りとなった。
とはいえ、小島の序列はあくまで前川の下。代表候補は他にもシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)、中村航輔(ポルティモネンセ)という有力プレーヤーがいるため、本格的に競争に加わるだけでも至難の業だろう。
ただ、今回はこうやってチャンスをもらったことで、本人の意識も変化するし、責任感を持ってピッチに立てるようになるはず。今後の伸びしろが期待されるところだ。
大迫、鈴木、小島の3人と前川、第二次森保ジャパンで3試合に出ているシュミット、2試合に出ている中村の6人のGKが、現状では熾烈なサバイバルを繰り広げている。
今夏の移籍トラブルでベンチ外が続いているシュミットは苦境を脱しない限り、代表復帰は難しそうだが、9月のトルコ戦で負傷した中村は間もなく戻ってくるはすだ。大迫ら今回の参戦組は、中村らW杯経験者よりもチームの勝利に貢献できるところをしっかりと示し続けなければならない。
11月以降のGK陣容はどうなるのか。さしあたって、チュニジア戦の鈴木の一挙手一投足を見極めることが肝要だ。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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