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混沌のGK争い。カナダ戦PKセーブの大迫が一歩リードか。追走する鈴木、小島。シュミット、中村、前川ら含めた6人が熾烈なサバイバル

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年10月15日

着実に実績を積み重ね、自信をつけた

チュニジア戦で先発が予想される鈴木。今夏のSTVV移籍でさらにスケールアップした感がある。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 10月13日のカナダ戦を4-1で勝利し、翌日には17日のチュニジア戦の地・神戸入りした日本代表。

 しかしながら、11日から腰の張りを訴えて別メニューを強いられていた伊藤洋輝(シュツットガルト)の離脱が正式決定。カナダ戦でアリスター・ジョンストン(セルティック)に後ろから削られ、左足首を負傷した中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)は、松葉杖と車イスでの移動を余儀なくされた。

 10月シリーズの森保ジャパンは、相次ぐアクシデントに見舞われている。すでに三笘薫(ブライトン)、前田大然(セルティック)が辞退し、追加招集の奥抜侃志(ニュルンベルク)も新潟行きを回避しており、左サイド要員の人材難が顕著になっている。

 チュニジア戦では南野拓実(モナコ)、あるいは旗手怜央(セルティック)がこの位置を担うことになりそうだが、指揮官は果たして、どのような選択をするだろうか。

 11月からスタートする2026年北中米ワールドカップのアジア2次予選、来年1~2月のアジアカップでは、こういった予期せぬ事態がつきもの。ある意味、今回は緊急事態のシミュレーションにもなりそうだ。
 
 こうしたなか、GKも前川黛也(神戸)が12日に離脱。代わって小島亨介(新潟)が追加招集されたが、普通に考えれば、次は鈴木彩艶(シント=トロイデン)が先発だろう。

 今夏に浦和レッズからベルギーに赴き、8月27日のサークル・ブルージュ戦から6試合連続でスタメン出場。着実に実績を積み重ね、自信をつけているのだ。

「ゲームに出ることで得られるものが多いですし、出なきゃ得られないものも多い。試合中の落ち着きも少しずつ出てきていますし、チャンスをもらったら自分を出したい」と、フィジカルとセービングに秀でた21歳の若き守護神は目を輝かせていた。

 鈴木のポテンシャルを、森保一監督も高く評価しているはず。だからこそ、2021年夏の東京五輪メンバーに招集。大舞台を経験させたのだ。けれども結局、出番なしに終わり、相当に悔しい思いをした。「東京五輪の経験を、パリ五輪やワールドカップに活かさなければ意味がない」と本人も語気を強めていた。

 その後、浦和では西川周作という高い壁に阻まれ続けたが、今夏の移籍で状況が変わった。貴重な国際経験をチュニジア戦で発揮しなければ意味がない。冷静沈着な守り、武器であるロングフィードを含めた攻撃力を出せるかどうかは大いに注目される点。次戦は鈴木が代表定着の布石を打てるかどうかを左右する重要マッチになりそうだ。

【PHOTO】日本代表のカナダ戦出場17選手&監督の採点・寸評。3人が7点台の高評価。MOMは2ゴールの17番
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