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カナダ戦に見られる“23人枠”を想定したシミュレーションとサバイバル。特筆すべきトピックは毎熊晟矢の起用法

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2023年10月14日

状況変化に、いかに対応できるか

インサイドハーフやトップ下、左サイドにも回った南野。複数のポジションで求められるタスクを全うした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 また61分に怪我の中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)に代わり、左サイドハーフに投入された旗手怜央(セルティック)も、先述の通り、伊東が左に回り、毎熊が右サイドハーフに上がると、2列目の中央にポジションを移して、違和感ないプレーを見せた。

 4-1-4-1の左インサイドハーフが最適のポジションであることは周知の通りだが、旗手も「どこのポジションもできるように準備している」と語る。森保監督も旗手の得意なポジションは承知のうえで、今後の色々な状況を見越したシミュレーションをしたと考えられる。

 カナダ戦では使われなかったが、3バックに形を変えた時の変化など、戦術的な理由でポジションが変わることもあれば、負傷などのアクシデントに対応しなければいけないこともある。

 今回は相手のタックルで左足首を負傷した中村に代わり、旗手が左サイドに入ったが、交代までの数分間、日本は10人でプレーしなければいけなかった。その時間は4-4-1で南野が左に回って対応していた。
 
 本来は前田大然(セルティック)がFWと左右のサイドをこなせる選手として、様々な起用法が予想できたが、負傷で参加できなかった。そうした状況でも、今回の毎熊や旗手はもちろん、伊東や南野も柔軟に、ポジションの移動に対応できたことはプラスになる。

 17日のチュニジア戦は、W杯予選に向けた最終的なテストになるが、森保監督はカナダ戦でできなかったマルチポジションやマルチタスクを選手たちに求めるはず。

 もちろん、ゴールやアシストといった目に見える活躍は大事だが、複数ポジションを含めた試合中の状況変化に、いかに対応できるかは、23人枠に向けたサバイバルのアピール材料になるはずだ。

取材・文●河治良幸

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