最も注目を集める久保も例外ではない。高校生にも負けない強さが求められる森山ジャパン。
清水ユース、桐光学園との2試合が行なわれた2月14日は、春一番が吹き、暴風雨となる最悪のコンディション。試合中もずっと風が吹き荒れ、霧もあるなか、彼らは学年が上の選手が揃う『格上』を相手に、フィジカルコンタクトを逃げることなく、果敢に立ち向かって行き、ぬかるんだピッチを物ともせず、持ち味を発揮した。
当然、フィジカルの差があり、当たり負けすることもあったが、立ち上げ当初はフィジカルコンタクトを避ける選手もいたなかで、もはやそういった選手はピッチ上にはいなかった。イーブンボールをモノにしたり、積極的なインターセプトからカウンターを繰り出したりと、力強いサッカーを披露。新3年も出場していた清水ユース戦では、PKで失点をしてもトーンダウンすることなく、高いテンションのまま戦い続け、終了間際に追いついてみせた。
「中学生にしては、高校生チームを相手にしても、互角に戦えるかなと思います。ただ、『もう高校生との試合はおしまい』というレベルに引き上げたい。まだまだ中3なので、高校生の2学年上の選手に圧倒しきれないが、今年中には『高校生には負けないよ』という状態にして、本番(U-16アジア選手権)を迎えたい」(森山監督)
指揮官の理想はまだまだ先にある。森山ジャパンで最も注目を集めるFW久保建英(FC東京U-15むさし)も例外ではなく、上手さだけでなく、力強さも求められ、指揮官からは戦うスピリットを着実に植え付けられている。
MF福岡慎平(京都U-15)、鈴木冬一(C大阪U-15)、DF瀬古歩夢(C大阪U-15)らも、上手さに強さが上積みされ、主軸に成長しようとしている。
伸びしろの大きさを示したU-16日本代表。よりたくましさを増して本番に臨むために、森山監督は熱く彼らに要求し続ける。
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
当然、フィジカルの差があり、当たり負けすることもあったが、立ち上げ当初はフィジカルコンタクトを避ける選手もいたなかで、もはやそういった選手はピッチ上にはいなかった。イーブンボールをモノにしたり、積極的なインターセプトからカウンターを繰り出したりと、力強いサッカーを披露。新3年も出場していた清水ユース戦では、PKで失点をしてもトーンダウンすることなく、高いテンションのまま戦い続け、終了間際に追いついてみせた。
「中学生にしては、高校生チームを相手にしても、互角に戦えるかなと思います。ただ、『もう高校生との試合はおしまい』というレベルに引き上げたい。まだまだ中3なので、高校生の2学年上の選手に圧倒しきれないが、今年中には『高校生には負けないよ』という状態にして、本番(U-16アジア選手権)を迎えたい」(森山監督)
指揮官の理想はまだまだ先にある。森山ジャパンで最も注目を集めるFW久保建英(FC東京U-15むさし)も例外ではなく、上手さだけでなく、力強さも求められ、指揮官からは戦うスピリットを着実に植え付けられている。
MF福岡慎平(京都U-15)、鈴木冬一(C大阪U-15)、DF瀬古歩夢(C大阪U-15)らも、上手さに強さが上積みされ、主軸に成長しようとしている。
伸びしろの大きさを示したU-16日本代表。よりたくましさを増して本番に臨むために、森山監督は熱く彼らに要求し続ける。
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)