心を奪われたのはノッティンガム・フォレストのユニホーム
ウェストハムとは別に、10代のころはノッティンガム・フォレストとリーズのユニホームも持っていた。当時はクラブのエンブレムに興味があって、フォレストとリーズのユニを買ったのはそれぞれのエンブレムが気に入ったから。フォレストは当時チャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)を2連覇するなど黄金時代を謳歌していて、チームとしても魅力的だった。
エンブレムとともにフォレストのユニホームに惹かれたのは、シルクとフェルトが素材に使われていて斬新だったから。サプライヤーは『アディダス』で、『アンブロ』と『アドミラル』の国産メーカーが幅を利かせていたあの時代に、それも特徴的で心を奪われた。
時代とともにユニホームの型にも流行りや廃りがあって、ダボダボでルーズフィットの1990年代から、2000年代はぴっちりのタイトフィットが主流になったりした。
傑作だったのが、その時代のジョン・ハートソンだ。ハートソンは腹回りに贅肉がついた肥満体型で、それでもウェールズ代表に名を連ねていて、当時のウェールズ代表のユニホームが『カッパ』のタイトフィットだったからたまらない。贅肉が浮き上がったハートソンのあの姿、およそフットボーラーらしくなくて、いまでも忘れられない。
エンブレムとともにフォレストのユニホームに惹かれたのは、シルクとフェルトが素材に使われていて斬新だったから。サプライヤーは『アディダス』で、『アンブロ』と『アドミラル』の国産メーカーが幅を利かせていたあの時代に、それも特徴的で心を奪われた。
時代とともにユニホームの型にも流行りや廃りがあって、ダボダボでルーズフィットの1990年代から、2000年代はぴっちりのタイトフィットが主流になったりした。
傑作だったのが、その時代のジョン・ハートソンだ。ハートソンは腹回りに贅肉がついた肥満体型で、それでもウェールズ代表に名を連ねていて、当時のウェールズ代表のユニホームが『カッパ』のタイトフィットだったからたまらない。贅肉が浮き上がったハートソンのあの姿、およそフットボーラーらしくなくて、いまでも忘れられない。
アイデンティティーを主張するユニホームは、だからどこで着るのかが重要だ。正確には、「どこで着るべきでないか」をわきまえる必要がある。
絶対にNGなのは、スタジアムの敵側のセクション。ホームのユニホームでアウェーの席にいても、アウェーのユニホームでホームの席にいても、すぐに警備員が寄ってきて外に出されることになる。チケットを持っていても許されない。一時期に比べてスタジアムは安全で平和な場所になったとはいえ、それでも血の気の多い連中は必ずいるからね。
街歩きでも注意する必要があるだろう。とくにロンドン。例えば、ウェストハムのユニホームでミルウォールの本拠地界隈は歩かないことだ。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
Steve MACKENZIE
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーターだ。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で手掛け出版した。
※『ワールドサッカーダイジェスト』2023年9月7日号より転載
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文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
Steve MACKENZIE
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーターだ。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で手掛け出版した。
※『ワールドサッカーダイジェスト』2023年9月7日号より転載
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