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『カッパ』のタイトフィットをハートソンが...贅肉が浮き上がったあの姿が忘れられない【英国人記者コラム】

カテゴリ:連載・コラム

スティーブ・マッケンジー

2023年10月08日

勝てなかった時代のユニホームに誇りを

『カッパ』のタイトフィットを身に纏ってプレーする02年当時のハートソン。 (C)Getty Images

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 フットボール好きには欠かせない必需品がある。それは贔屓チームのユニホームだ。クラブのホーム&アウェーと代表の1着。これがいわば基本のセットで、ファンにとって自らを規定するアイデンティティーだ。とくに思い入れが表われるのが代表のユニホームだろう。いつの時代の、どの大会のモデルを着ているかで、おおよその人となりが分かる。
 
 僕の代表の1着はスコットランドのホームユニで、1998年フランス・ワールドカップのモデルだ。試合観戦の際にはいまも引っ張り出して着ている。
 
 クラブはもちろんウェストハム。ただ、もう何年も前に購入したっきりで、すっかり身体のサイズに合わなくなってしまった(笑)。大学生の息子は、同じくウェストハムのファンで、こだわりの1着はホワイトのアウェーユニホームだ。それには理由があって、大好きなアンディ・キャロルが爆発したアウェーゲームが強烈に印象に残っているからだという。たしか2016 −17シーズンのミドルスブラ戦だったかな。それでそのときのモデルを大事にしている。

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 イングランドでは、誰もがユニホームにまつわるこうしたエピソードを持っている。例えば、マンチェスター・シティやチェルシーのファン、とくにオールドファンは、外資が入る前の、勝てなかった時代のユニホームに誇りを持っているものだ。これこそが俺たちのアイデンティティーだと、そう高らかに主張するかのように懐かしのユニを着ている。
 
 残念なのは、ユニホームの価格が高くなりすぎてしまったこと。70ポンドも80ポンドもするから、どうにも手が出せない。世のお父さんはみんなそうだろう。子供が2人いれば、自分の分と合わせて250ポンドだからね。
 
 いわゆるレプリカユニホームはクラブにとっては言うまでもなく貴重な収入源で、あの手この手でプロモーションを仕掛けてくる。一昔前までは、シーズンごとにデザインが変わってニューモデルが発表されることはなかったし、サードユニホームなんてものも存在しなかった。
 
 開幕前の時期は、クラブの公式サイトを開けば、選手がモデルになった新ユニのプロモーション動画や画像が溢れ、オンラインショップに誘導される。たくましきは商魂だ。
 
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