そのサッカーの「副作用」をいかに補うのか?
シティの現在のロスターから4-3-3で基本布陣を想定すると、次のようになるだろうか。
GKはジョー・ハート、DFは右からバカリ・サーニャ、ヴァンサン・コンパニ、ニコラス・オタメンディ、アレクサンダル・コラロフ、MFは右からケビン・デ・ブルイネ、トゥーレ・ヤヤ、フェルナンジーニョ、FWは右からダビド・シルバ、セルヒオ・アグエロ、ラヒーム・スターリング。
昨夏にグアルディオラが獲得を進言したとも伝えられるスターリングは、スピードに乗ったドリブルで攻撃を加速するアタッカーだ。グアルディオラのサッカーが持つ「副作用」のひとつは、ポゼッションで相手を自陣深くに押し込むため、最後の25メートルで攻撃を加速するのが難しいこと。リオネル・メッシ、アンドレス・イニエスタ級の超ワールドクラスでなければ、パスによって狭いスペースをこじ開けるのは困難だ。
しかしシティに、そのタイプのMFはいない。その点で、鋭いドリブルで目の前の敵を抜き去り、ゴールに近い地域で数的優位を作り出せるスターリングのようなプレーヤーの存在は、きわめて重要になってくる。
スターリングに加えて、シルバ、ヘスス・ナバスもそれができるプレーヤーだ。この3人はウイングとして攻撃に幅を与えると同時に、ドリブル突破や裏への走り込みで敵最終ラインを攻略するという役割にぴったりのプレースタイルを持っている。また、その観点に立てば、デ・ブルイネのウイング起用もあり得るだろう。
CFのアグエロも高いテクニックとモビリティーを備えており、グアルディオラの目指すスタイルには適性がある。バイエルンのロベルト・レバンドフスキよりもさらに積極的に動き回ってポゼッションに絡み、あるいはスペースを作り出して、最後の25メートルに意外性とダイナミズムをもたらす役割を担うことになるだろう。
アグエロはレバンドフスキのように、高さがあって空中戦で違いを作り出すタイプではない。したがってフィニッシュへの道筋は、サイドをえぐってのクロスよりも、中央からのコンビネーションや単独突破が主体になりそうだ。
GKはジョー・ハート、DFは右からバカリ・サーニャ、ヴァンサン・コンパニ、ニコラス・オタメンディ、アレクサンダル・コラロフ、MFは右からケビン・デ・ブルイネ、トゥーレ・ヤヤ、フェルナンジーニョ、FWは右からダビド・シルバ、セルヒオ・アグエロ、ラヒーム・スターリング。
昨夏にグアルディオラが獲得を進言したとも伝えられるスターリングは、スピードに乗ったドリブルで攻撃を加速するアタッカーだ。グアルディオラのサッカーが持つ「副作用」のひとつは、ポゼッションで相手を自陣深くに押し込むため、最後の25メートルで攻撃を加速するのが難しいこと。リオネル・メッシ、アンドレス・イニエスタ級の超ワールドクラスでなければ、パスによって狭いスペースをこじ開けるのは困難だ。
しかしシティに、そのタイプのMFはいない。その点で、鋭いドリブルで目の前の敵を抜き去り、ゴールに近い地域で数的優位を作り出せるスターリングのようなプレーヤーの存在は、きわめて重要になってくる。
スターリングに加えて、シルバ、ヘスス・ナバスもそれができるプレーヤーだ。この3人はウイングとして攻撃に幅を与えると同時に、ドリブル突破や裏への走り込みで敵最終ラインを攻略するという役割にぴったりのプレースタイルを持っている。また、その観点に立てば、デ・ブルイネのウイング起用もあり得るだろう。
CFのアグエロも高いテクニックとモビリティーを備えており、グアルディオラの目指すスタイルには適性がある。バイエルンのロベルト・レバンドフスキよりもさらに積極的に動き回ってポゼッションに絡み、あるいはスペースを作り出して、最後の25メートルに意外性とダイナミズムをもたらす役割を担うことになるだろう。
アグエロはレバンドフスキのように、高さがあって空中戦で違いを作り出すタイプではない。したがってフィニッシュへの道筋は、サイドをえぐってのクロスよりも、中央からのコンビネーションや単独突破が主体になりそうだ。