ペップ招聘が決定! 移籍専門記者による「マンチェスター・シティの強化部門解説」

カテゴリ:移籍情報

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2016年02月02日

ステータスの低さを資金力と外交手腕で補う。

ソリアーノCEO(手前)とベギリスタインFD(後方)がバルサ時代に培ったコネと外交手腕、そして豊富な資金がシティ強化部門の大きな武器だ。(C)Getty Images

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 明快かつロジカルな補強戦略と洗練された交渉力を持つCEOのフェラン・ソリアーノ、フットボールディレクターのチキ・ベギリスタインという旧バルセロナのペアが取り仕切る強化部門は、欧州でもトップレベルにある。
 
 クラブとしてのステータスはマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリーといった名門に及ばないが、豊富な資金力と優れた外交手腕がそれを十分にカバーしている。
 
 2015年夏もラヒーム・スターリング、ケビン・デ・ブルイネ、ポール・ポグバという3大ターゲット(いずれもライバルは少なくなかった)のうち2人をしっかり獲得して、筋の通った補強を行なっている。
 
 にもかかわらず、一部で2人の退任説が囁かれているのは不思議。ただこれは、両ポストを狙い、自らの息が掛かった強化責任者やスカウティング責任者を送り込もうと目論む大物代理人が、マスコミを使って揺さぶりをかけている可能性がある。
 
 あくまでも例えば話だが(実際にそうだということではない)、業界随一のエージェントであるジョルジュ・メンデスが、今年8月にモナコのSDを辞任したルイス・カンポスを送り込みたがっている、といったシナリオは十分に成り立つ。
 
 とはいえ、ソリアーノとベギリスタインは来シーズンに向けて、バルサ時代の盟友で、今シーズン限りでのバイエルン監督退任が決まったジョゼップ・グアルディオラの招聘を目論んでいる。
 
 これはアブダビの王族であるオーナーにとって、きわめて魅力的なプロジェクトだ。少なくともペップ政権誕生の可能性が100パーセント消えないかぎり、彼らが切り捨てられる展開はありえないだろう。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
 
※『ワールドサッカーダイジェスト』2015.11.19号より加筆・修正
 
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。父は70~90年代にナポリ、ジェノア、レッチェなどで監督を歴任し、現在はTVコメンテーターのジャンニ・ディ・マルツィオ。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。父を通して得た人脈を活かしてカルチョの世界に広いネットワークを築き、移籍マーケットの専門記者という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にグアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。発信するニュースはすべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではない。

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