“持ってる”男の神髄を
一方で、ドイツ戦の58分から出場し、久保建英(レアル・ソシエダ)からのプレゼントパスで3点目をマークした浅野拓磨(ボーフム)も、上田の台頭に危機感を覚えている1人ではないか。
「綺世とはタイプが違うので、自分を当てはめるのは難しいですね。ドイツ相手でも身体を使ってボールを収めるところだったり、前線で犠牲になる部分が強みとして出ていた。ああいうところは自分の課題。真似できるかというと、なかなか難しいところがあります。
でも自分には一発のところでゴールを奪える強みがある。(ドイツ戦で)1対1で外したのは課題ですけど、ああいう決定機で絶対に仕事をするのは、この代表でも誰にも負けない。それを出していきたいですね」と、浅野は“持ってる”男の神髄をトルコ戦でも発揮する構えだ。
これまでの代表キャリアを見ても、浅野はヴァイッド・ハリルホジッチ監督時代の2017年8月のオーストラリア戦で先制点を挙げ、18年のロシアW杯出場への切符を力強く引き寄せた。森保ジャパン発足後も、2021年10月のカタールW杯最終予選の大一番・オーストラリア戦で、勝利につながる相手のオウンゴールを誘発している。
そしてドイツ戦でのゴールである。それもW杯のみならず、今回も決めてしまうのだから、ここ一番の勝負強さは傑出したものがある。
「綺世とはタイプが違うので、自分を当てはめるのは難しいですね。ドイツ相手でも身体を使ってボールを収めるところだったり、前線で犠牲になる部分が強みとして出ていた。ああいうところは自分の課題。真似できるかというと、なかなか難しいところがあります。
でも自分には一発のところでゴールを奪える強みがある。(ドイツ戦で)1対1で外したのは課題ですけど、ああいう決定機で絶対に仕事をするのは、この代表でも誰にも負けない。それを出していきたいですね」と、浅野は“持ってる”男の神髄をトルコ戦でも発揮する構えだ。
これまでの代表キャリアを見ても、浅野はヴァイッド・ハリルホジッチ監督時代の2017年8月のオーストラリア戦で先制点を挙げ、18年のロシアW杯出場への切符を力強く引き寄せた。森保ジャパン発足後も、2021年10月のカタールW杯最終予選の大一番・オーストラリア戦で、勝利につながる相手のオウンゴールを誘発している。
そしてドイツ戦でのゴールである。それもW杯のみならず、今回も決めてしまうのだから、ここ一番の勝負強さは傑出したものがある。
「相手は休んでいて、自分が走ってるっていうところが結果につながっていると思う」と本人も語気を強めたが、ちょっとした部分でもサボらない献身性と隙を突く力は、トルコ相手でも有効だろう。その能力を森保監督はどこで使うつもりなのか。
前田も含めて3枚のFWを上手く使い分けていくことが、日本の前線の選手層向上につながっていく。上田の進化という収穫を手にした直後の重要マッチだからこそ、古橋、浅野、前田の最善の起用法をより明確にしてくれれば、先々にもつながる。
「ワールドカップ優勝を目ざしていく」と森保監督もキャプテンの遠藤も改めて再確認していたが、頂点に向かおうとするなら、あらゆるパターンから点を取れるFWが複数枚いなければ難しい。今の陣容で十分行けるという手応えと安心感を、彼らにはしっかりと示してほしいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
【日本代表 トルコ戦のスタメン予想】“歴史的大勝”のドイツ戦から8人を入れ替えと予測。上田離脱の前線は古橋か
久保をお手本に! 闘莉王が苦言を呈したFWは? ドイツ戦で1得点も...「ちゃんと勉強してほしいです」
「誰ももう快挙とは言わない」ドイツを4発粉砕した日本代表に中国メディアから最大限の賛辞! 一方で「我々はマレーシアにも舐められた」と嘆きも
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「ワールドカップ優勝を目ざしていく」と森保監督もキャプテンの遠藤も改めて再確認していたが、頂点に向かおうとするなら、あらゆるパターンから点を取れるFWが複数枚いなければ難しい。今の陣容で十分行けるという手応えと安心感を、彼らにはしっかりと示してほしいものである。
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