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上田離脱のワントップ、アピールするのは誰? 古橋、浅野、前田の最善の起用法をより明確に

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年09月12日

まさに千載一遇のチャンス

トルコ戦はスタメンが有力視される古橋。ゴールという結果で存在感を示した。(C)SOCCER DIGEST

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「中2日でのトルコ戦になりますので、ドイツ戦からは大幅にメンバー変更をして試合に臨みたいと思っています」

 日本代表の森保一監督が11日の前日会見で明言した通り、9月シリーズのラストとなる12日のトルコ戦では、9日のドイツ戦から8~9人のスタメンが入れ替わると見られる。

 おそらくだが、キャプテンの遠藤航(リバプール)やDF陣の板倉滉(ボルシアMG)か冨安健洋(アーセナル)ら数人を残しつつ、フレッシュな陣容で2002年の日韓ワールドカップ(W杯)以来の因縁の相手に挑むことになる。

 上田綺世(フェイエノールト)が左脚の違和感によって離脱したFW陣は、先発変更待ったなしのポジションだ。

「ドイツ戦で綺世が前線での起点、背後への飛び出し、ゴール前で得点を決めたことも含め、ワントップとしてのクオリティが上がっていることを感じさせてくれました。綺世の離脱はもちろん、本人にとってもチームにとっても痛い。

 明日の試合はタイプの違うフォワードを起用することになるが、それをマイナスに考えるのではなく、それぞれの個性・特長を活かしてプレーしてほしい」と、指揮官は現有戦力のFW陣に改めて奮起を促した。

 8日のユーロ予選・アルメニア戦を見る限りだと、トルコ守備陣は高さとタフさを備えているが、背後に弱かったり、横からのボールへの反応が遅れたりして、必ずしも安定感があるとは言い切れない。失点シーンも左サイドからのクロスをクリアしきれず、ファーサイドを空けてしまった結果、あっさりと決められている。
 
 日本がアルメニアと同じような形でトルコの空いたスペースを突こうと考えるなら、小柄ではあるが、抜け出しと決定力に長けた古橋亨梧(セルティック)が抜擢される可能性が大だろう。

「トルコは球際がすごくアグレッシブで激しいイメージがあります。でも前に強いけど後ろには弱かったりする。その隙を突ければいい」と本人も点を取る気満々だ。

 ドイツ戦で出番を与えられなかった彼と前田大然(セルティック)は、現時点でFW内序列がやや低いと目される。左サイドもこなせる前田は今回、その位置でのスタメンも考えられるし、カタールW杯時のようなハイプレス主体のサッカーを志向するには有効な駒になり得るのは確かだ。

 だが、古橋には代表での確固たる実績がない。身体が小さい分、屈強なDF陣を背負ってタメを作るような仕事は不得手だし、前向きになれる状況が多くないとなかなか生きないタイプのFWだが、トルコ戦ではそういうシーンがより多くなるかもしれない。

 つまり、古橋にとってはまさに千載一遇のチャンス。これを逃さない手はない。そこで結果を残せるか否かで、今後の代表定着の行方も変わってくるはずだ。

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