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【プレミア現地コラム】マンチェスター・U相手にデビュー戦で決勝弾。サウサンプトンの新FWが得点能力の高さを改めて証明

カテゴリ:連載・コラム

山中忍

2016年01月28日

2試合に1点以上のハイペースを、過去6年半のプロキャリアを通して維持。

23節のマンチェスター・U戦、0-0で迎えた87分にFKのボールをヘッディングで叩き込む。デビュー戦でオースティンがいきなり仕事をした。 (C)Getty Images

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 オースティンはQPRに在籍した2年半で、82試合・45得点という素晴らしい成績を残している。2試合に1点以上のハイペースは、過去6年半のプロキャリアを通して維持されている数字だ。
 
 にもかかわらず、昨夏は数クラブが軽く興味を示した程度。今冬のサウサンプトンにしても、サディオ・マネにメガクラブ行きの噂が浮上しなければ、獲得に踏み切ったかどうかは怪しい。下部リーグでプレーする選手を、プレミア勢はどこか軽視する傾向にある。
 
 現在チェルシーでプレーするロイク・レミも、QPRを経てステップアップを遂げたストライカーの一人だが、1年目のシーズンにオースティンほど結果を残せていないにもかかわらず、彼の“出世”は早かった。それはマルセイユ時代の実績があったからだろう。
 
 仮にオースティンの名前が“シャルル・オスタン”(チャーリー・オースティンのフランス語読み)だったら、あるいは昨夏の段階でステップアップを実現していたかもしれない。
 
 オースティン本人は、昔から「トップリーグでも下部リーグでもゴールのサイズは変わらない」が口癖だ。自信に裏打ちされた発言通り、プレミアに復帰した最初の試合で、ピッチに立ってからわずか8分足らずで貴重な一撃を叩き込んだ。
 
 1年4か月ぶりに訪れたオールド・トラフォード(マンチェスター・Uのホームスタジアム)のゴールサイズは、もちろん変わっていない。半年ぶりのプレミアでオースティンが披露した得点能力の高さもまた、しかりだ。
 
文:山中忍
 
【著者プロフィール】
山中忍/1966年生まれ、青山学院大学卒。94年渡欧。イングランドのサッカー文化に魅せられ、ライター&通訳・翻訳家として、プレミアリーグとイングランド代表から下部リーグとユースまで、本場のサッカーシーンを追う。西ロンドン在住で、ファンでもあるチェルシーの事情に明るい。
 
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